昆布水を使ったおすすめレシピ15選|昆布水の嬉しい効能5選

レシピ

昆布水に使える昆布

昆布水とは、昆布を水に数時間浸してできる、手軽で便利でその上栄養価も高いという、今話題の出汁のことです。

昆布にはビタミンやミネラルや食物繊維が豊富に含まれていますが、特に水溶性食物繊維のフコイダン(ねばねば成分)やアルギン酸(多糖類)が豊富で、整腸効果や美肌効果、コレステロールの低下や抗がん作用や抗ウイルス作用などがあるといわれています。 このコーナーでは昆布水について、いろいろ紹介していきます。

「だし昆布」と明記のある平たい昆布

昆布ならどんな昆布でも「昆布水」が作れる訳ではなく、「昆布水」が作れるのは、「だし昆布」と明記のある昆布でないと駄目だという事が分っています。

だし用昆布は、繊維も多く旨味成分も多いものが向いています。つまり「だし昆布」と明記のあるもの(平たい昆布)でないと美味しい出し汁を取ることができません。だし昆布として良く知られているのは、「真昆布」や「利尻昆布」、「羅臼昆布」や「日高昆布」です。

煮昆布用と表示されているものは向かない

煮物用昆布は、繊維が少ないのですぐ柔らかくなりますが、旨味成分も少ないので、だし摂り用(昆布水)には向いていません。

煮物用の昆布は、養殖一年くらいの若い昆布が使われます。若い昆布は成長途中なので、繊維が少なく煮えるのも早いですが、その代わり旨味成分はまだまだ熟成していません。したがって「昆布水」のように、水にさらすだけで旨味成分が溶け出すことがありません。

昆布水の作り方

昆布水は、出し用の昆布を一晩水につけるだけで作れるだし汁ですが、使う昆布は、「だし昆布」と明記されている(真昆布、羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布)などの平たい昆布になります。

昆布水は、作り置きしておくと、吸い物や味噌汁だけでなく、煮物をする時は水の代わりにと、いつでもすぐに使える便利な調味料で、「昆布水」をプラスするだけでうま味がUPするので、万能だしともいわれます。

万能だし「昆布水」

ここで紹介する昆布水のレシピは、「万能だし昆布水」になります。

紹介の「万能だし昆布水」は、だし昆布と椎茸を一晩水につけておくだけで作った昆布水です。 簡単に作れるのに、みそ汁でも煮物でもドレッシングに混ぜたりと、なんにでも使える便利な出汁です。ぜひ作ってみてください。レシピは以下をご参照ください。
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材料:1.水(500cc) 2.昆布(5セン) 3.乾燥しいたけ(1個) 作り方:1.水の漏れない入れ物に材料を全部入れて冷蔵庫で一晩置く。

昆布水を使ったおすすめレシピ15選

以上で紹介したように、「昆布水」は作り置きしておくと、いつでも何にでも旨味成分として使える便利な調味料です。

昆布水の作り方は、だし昆布を一晩水につけておくだけという簡単なものなので、すぐに作れるとおもいます。以下で昆布水の作り置きしたものを利用したレシピ15選を紹介しますので、明日からの料理に大いに役立ててください。

1:ひじきとさつまいもの炊き込みごはん

昆布水を使ったおすすめレシピ1は、「ひじきとさつまいもの炊き込みごはん」を紹介します。

この料理は具材のひじきやサツマイモや冷凍枝豆を、だし汁(昆布水)を入れてお米と一緒に炊飯器で炊くだけです。 ひじきには鉄分、サツマイモには食物繊維、枝豆にはタンパク質が豊富に含まれているので、出し汁(昆布水)のビタミンやミネラルとの相乗効果で、栄養満点の炊き込みご飯になっています。
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材料: 1.白米(3合) 2.出し汁(昆布水・3合のメモリまで→600mlくらい) 3.さつまいも(小1本→200g) 4.生ひじき(50g) 5.ごま油(小さじ1) 6.冷凍枝豆(適量) 7.※酒、醤油、みりん(各大さじ2) 8.※塩(1/2) 作り方:1.フライパンにごま油を熱し、ひじきをさっと炒め、ひとつまみ塩を加えて 味付けする。 ※ひじきをごま油でさっと炒めて加えることで、ひじきの臭みが消え、香ばしくおいしくなります。さつまいもは1cmくらいの角切りにし、水につけておく。 2.お米を研ぎ、※を加え、3合のメモリまで出し汁を加え、かき混ぜておく。 3.1のひじき、水気をきったさつまいもを乗せる。 混ぜずに乗せるだけでOKですあれば炊き込みモードで。なければ白米モードでスイッチオン。

2:おかかリゾット

昆布水を使ったおすすめレシピ2は、「おかかリゾット」を紹介します。

リゾットは炒めたお米と一緒に、具材をソースや出し汁で固めに煮たイタリア料理ですが、「おかかリゾット」は、具材の主役がおかかのリゾットになります。 この料理の出し汁は「昆布と鰹の出し汁」になっていますが、「昆布水」を使ってもOKですので、レシピを参考にして、出し汁のところを「昆布水」で作ってみてください。
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材料(2人分):1.昆布と鰹のだし汁(600cc) 2.オリーブオイル(大さじ2) 3.タマネギ(微塵切り→1/2個) 4.ニンニク(微塵切り→小さじ1) 5.ベーコン(角切り→70g) 6.日本酒(50cc) 7.米(洗わない→1合) 8.削りかつお節(10g) 9.パルミジャーノレッジャーノ(大さじ2) 10.醤油(小さじ1) 作り方(出し汁):1.昆布の汚れなどをフキフキしてから鍋に入れ、一杯に水を注いで1晩置きます。※昆布の量はお好みで調整してください。 2.1晩置いた昆布入り鍋を火に掛けます。沸騰直前で昆布を取り出し、鰹節をひとつかみ一気に投入。鰹節が少し沈んできたら、火を止めます。 3.完全に鰹節が沈んだら、大小のザルの間にクッキングペーパーを挟んだもので漉します。これで一番だしの完成。 作り方(リゾット):1.オイルをフライパンに引き、ニンニクとタマネギを炒め、水分がなくなったら、ベーコンを加えて炒めます。 2.米を加えて炒め、透き通るような感じになったら、日本酒を加えます。 3.だし汁を少しづつ加えて時々掻き混ぜながら、だし汁が減ってきたら再び加えます。0分くらい繰り返して、米の硬さを見ながらだし汁の量を加減します。 4.丁度良い硬さ(アルデンテ)になったら、醤油とパルミジャーノと削りかつお節を加えます。 5.器に盛り付けて完成。

3:ホウレン草とかつお節の煮こごり風

昆布水を使ったおすすめレシピ3は、「ホウレン草とかつお節の煮こごり風」の紹介になります。

ここで紹介するのは、「旨味たっぷり出し汁レシピ」の中の「涼しげな和菓子」になります。 昆布水は「和風スイーツ」にも使われることが多く、紹介の「煮こごり風和菓子」は、ホウレンソウと鰹節が具材になっているので、日本酒のつまみにもなる一品です。
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材料:1.ホウレン草(1把) 2.鰹と昆布のだし汁(250cc) 3.日本酒(大さじ1) 4.醤油(大さじ1) 5.ゼラチン(5g) 6.削りかつお(大さじ5) 作り方(出し汁):1.昆布の汚れなどをフキフキしてから鍋に入れ、一杯に水を注いで1晩置きます。※昆布の量はお好みで調整してください。 2.1晩置いた昆布入り鍋を火に掛けます。(沸騰直前で昆布を取り出し、鰹節をひとつかみ一気に投入。鰹節が少し沈んできたら、火を止めます。) 3.完全に鰹節が沈んだら、大小のザルの間にクッキングペーパーを挟んだもので漉します。これで一番だしの完成。 作り方:1.ホウレン草は洗って塩茹でにしてから水洗いします。だし汁、酒、醤油を火に掛け、ゼラチンを加えて溶かし、冷ましておきます。 2.ホウレン草の水分を良く絞り、根部分を切り落とします。水で濡らした容器の大きさに合わせてカットして敷き詰めます。 3.その上にかつお節を振り掛けます。(静かにゼラチン液を注ぎます。) 4.冷蔵庫で冷やし固めます。 5.容器から出します。 6.切り分けて器に盛り付ければ完成。

4:塩麹鶏だんご鍋

昆布水を使ったおすすめレシピ4は、「塩麹の出し汁が旨味をひきだす塩麹鶏だんご鍋スープが美味い」を紹介します。

手作りの塩麹だけで味付けした鍋で、鶏肉や白菜などの野菜の旨味が出し汁にしっかりと染み込んだ、シンプルで味わい深い料理になっています。
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材料(2人前:出汁(昆布水→5カップ) 材料(鶏団子):1.鶏ひき肉(250~300g) 2.塩麹(大さじ2※味をみて調整。後からでも追加できます。) 3.すりおろし生姜(小さじ1) 4.くず野菜(少々※今回は人参) 5.片栗粉(大さじ1※くず野菜を混ぜる場合) 材料(鍋の具材):1.白菜(適量) 2.長ネギ(適量) 3.キノコ類(エリンギ、しめじ、エノキ、マイタケ等お好みで→適量) 4.人参(適量※そぎ切り) 5.絹ごし豆腐(4個) 6.マロニー(適量) 7.冷凍うどん(2玉→〆用) 材料(薬味など):1.ポン酢 2.レモン果汁+すり白ごま(※さっぱり食べたいとき) 3.柚子胡椒(※鶏団子にもあいます) 作り方:1.昆布で出汁を5カップ程度事前にとっておく。(昆布水を使う) 2.鶏団子をつくる。鶏団子の材料をボウルにいれてねりこむ。冷蔵庫で5時間程度寝かしておく。 3.鍋に出汁をいれて、白菜や長ネギ、人参などをいれて煮込む。 4.煮立って来たら、2の鶏団子をスプーンですくってまるく成形して鍋にいれる。 5.鶏団子に火が通ったら出来上がり。お好みの薬味でいただく。 ポン酢もおいしいですが、すった白ごまレモン汁がさっぱりしておすすめ。 6.〆はお好みで。今回はうどんをいれて塩麹で味を調整しました。

5:夏野菜の冷やしおでん

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