頭でっかちの意味とは?
頭でっかちの意味は3つに大別できます。その3つの意味は下記のとおりです。
体のバランスを示す意味
頭でっかちという言葉には、体全体のうち頭の大きめである人やもの、状況のことを指す意味があります。例えば、「遠くからはあの人が頭でっかちに見えた」や「あの虫は頭でっかちでありながら、バランスのよい歩き方をしている」などと使います。
ものの形状や形式を示す意味
頭でっかちには、特定のものの形状や形式を表現する際に上部の方が下部より大きめであるということを指す意味もあります。例えば、「頭でっかちな雪だるま」や「幹部の人員の多い頭でっかちな組織を有する会社」などと使います。
言動を示す意味
頭でっかちには、自ら過去に述べた理想や発言のとおりに行動しない人や状況を指す意味があります。例えば、「塾で勉強ばかりしていても頭でっかちになるだけ」などと使います。この記事では、この意味で言う頭でっかちについて下記に紹介します。
頭でっかちな人の特徴とは?
頭でっかちな人の特徴について、下記に紹介します。
自己顕示欲が強い
頭でっかちな人には自己顕示欲の強い特徴があり、例えば、知識や情報が豊富であるためにそれを披露したがる人や話し手の誤りを指摘して誇りを持とうとする人などがいます。この特徴は女性と男性とオタクに大別できます。それぞれの特徴は次のとおりです。
女性の場合
頭でっかちな女性には、情報通でありながら活用していないという特徴があります。多くの知識や情報を得ようとしてテレビや雑誌などを過度に視聴する傾向があり、コミュニケーションの場でもそれらで得た知識や情報については詳しく話をしますが、自分では体験しないために口コミを語り自分の体験談を語りません。
例えば、通販の新しい商品の情報について詳しく得て、友人との会話で盛り上げる情報提供者にはなるものの、結局その商品を買わないという傾向があります。商品の情報には詳しく魅力も感じているにもかかわらず、実際には買わないという言動ぶりは頭でっかちな女性の特徴の一つです。男性の場合
頭でっかちな男性にはプライドの高い特徴があり、理想や正論を主張することで誇りを持とうとし、話し手の主張の誤りには敏感です。ただし、建設的な話し合いに持ち込む姿勢がないため、話の腰を折ることが多いです。
例えば、話し手が「私はよく物をなくす」という話をした場合に、頭でっかちな男性は「それは十分に探さないからだ」と返す態度をとって話の腰を折り、会話を止めてしまいます。確かに、紛失物は十分に探せば見つかる可能性の高いものです。しかし、話し手の話に続きがあるにも関わらず、それを述べて遮るメリットはなく、話し手は不快な思いをします。頭でっかちな男性は、このようにして他人に不快感を与える傾向があります。オタクの場合
頭でっかちなオタクには、自分の興味のあることに関して豊富な知識を有していながら、その知識を行動につなげないという特徴があります。
例えば、芸能情報に詳しいオタクは「〇〇というタレントは▲▲という趣味があって■■と交友関係がある」という知識を他人に披露して自慢します。しかし、その人はインターネットや雑誌などで情報を得ただけに過ぎず、実際には本人と会っていません。その人に「〇〇さんとは会ったことがあるんですか?」と尋ねると「いいえ、インターネットの記事で見ただけです」と答えます。これは、頭でっかちなオタクの典型例です。臆病
頭でっかちな人には臆病な特徴があり、失敗に対して恐怖心を抱いていて行動的ではありません。そのため、行動もしないうちに「結局は〇〇のものである」などと決め付けから入る傾向があります。その決め付けの材料探しに努力を怠らず、理論武装しようとします。その理論武装で他人に抵抗して、他人の反論に誤りがあるとすぐに見つけ出し、自分の主張を認めさせようとします。
また、頭でっかちな人は恐怖心を隠しているため、その点に触れて「失敗が怖いんでしょう?」と指摘すると感情的になり、「理論上そうなる可能性が高いと主張しているだけだ」と主張します。 例えば、バンジージャンプで遊ぶ場合に、頭でっかちな人は「ロープが切れる危険性があるからやめておいた方がいい」と理論的に主張します。理論的には主張するものの、そこには恐怖心が隠れています。つまり、それが臆病である特徴です。