独身の老後は悲惨か気楽か?
独身者の増えている現在、1人の老後について考える方も増えていると思います。独身貴族を気取っている時は楽しく、何をするにも、気楽です。お互いの両親との付き合いや、親戚付き合いもありません。仕事で疲れた休日に、子供の行事に付きそうこともありません。独身を選んだ方は、「1人の楽しさを知っていて独身を自ら選んだ方」と、「結婚を望んでいたけれど結婚には至らなかった方」との2通りあります。
しかし、老後はどちらも同じ老後が待っています。独身者の老後についての問題や不安についての解決方法をご紹介します。独身の老後の資金をどうするかは重要です
独身者が一番に考えなければならないことは、老後の為の資金を蓄えることです。独身を覚悟した時点で、これは避けては通れません。資金を蓄えてさえおけば、老後はほぼ安泰といっても過言ではありません。人生において何に一番お金がかかるでしょうか。それは結婚式や子供の教育費、家族と住む家や病気の時の費用です。
独身者は結婚してませんから結婚式は挙げません。子供もいませんから、教育費もかかりません。そしてパートナーも子供もいませんから、その為の家を購入する必要もないのです。既婚者に比べて老後の資金を蓄えやすいのです。老後に備えて堅実に貯蓄するも良し、投資して資金を作るも良しです。現役の内に、老後の為の資金を準備しましょう。独身には意外な落とし穴があります
既婚者のほとんどの方は、パートナーと共同で生活にかかる資金を働いて得なければなりません。しかし、独身者は子供の教育の為にブランドものを買わなくなったり、海外旅行に行かなくなったり等の我慢をする必要がないのです。自分の買いたいブランドものを買い、好きな時に旅行に行くという「生活スタイル」を変えるきっかけがないのです。
きっかけがないと、なかなか「生活スタイル」を変えることができません。これが独身者の老後の資金を貯める際の大きな落とし穴になります。スポーツを始める、ボランティアを始める、健康料理を始める、部屋の模様替えや掃除を始める等、普段やってないことを始めてみて下さい。視点や価値観が変わるきっかけになり、生活スタイルが変わることもあるのです。1人っ子の場合の独身は吉か凶か
1人っ子の場合、両親が資産家であれば問題はありません。両親の介護が必要になった時にも、介護に必要な人を雇うこともできますし、ご自身が介護に専念しても、その間の生活費や老後の資金は両親の資産でまかなえます。しかし、そうでない場合の1人っ子は、両親が介護を必要とする時が問題となるのです。
介護に協力してくれる兄弟姉妹はいません。ほとんどの家庭がそうであるように、両親が介護を必要とする時、介護する人を雇って子供は全く手を出さずに済むことはありません。介護にはお金がかかるのです。ご自身が介護に専念する場合はどうでしょう。パートナーがいれば、パートナーの収入で生活費がまかなえますが、独身者にはそれをあてにはできません。資産家の両親をお持ちでない1人っ子の独身者は、両親の介護が人生を変えるターニングポイントになります。