ダイエット中の酒｜飲み方の注意・酒のカロリー・年齢別飲み方

社会人であれば、お酒が飲める飲めないに関わらず、お酒の場に出ないといけないことが多いです。お酒が飲めない人からすると、なかなか辛い場ではあります。しかし、お酒の場で辛い思いをするのは、お酒に弱い人だけではありません。ダイエットをしている人にとってもお酒の場は辛いところです。

ダイエット中であっても、忘年会やお仕事の付き合いなどでは、出席しないわけにはいきません。また、普段はお酒が飲める人でダイエットを理由でお酒を控えている場合は、周囲はお酒が飲める人ということを知っているので、お酒を勧められることもあります。その相手によっては断ることもできません。 このようにお酒を絶ってのダイエットは、社会人であれば難しいことがあります。また、お酒が好きな人はダイエット中であってもお酒は楽しみたいです。どのようにすれば、ダイエット中にお酒と上手に付き合うことができるのでしょうか？

ダイエット中は、運動をしたり食事制限をする人が多いです。できるのであれば、お酒も控えた方がダイエットの効果が高まります。お酒はダイエットを妨害する要素がたくさんあります。

ビールや日本酒、サワー系、果実酒、また牛乳を使用したり甘くアレンジされたカクテルなどは、ダイエットには大敵である糖質が多く含まれています。

糖質を控えた方がダイエット効果が高まります。人間の体はある程度の糖分が必要です。しかし、甘い飲料やお菓子などに含まれた糖分からの摂取ではなく、ご飯やパン類、芋やフルーツから糖分を取るようにしましょう。

お酒を飲むと、食欲が増します。アルコールは脳が体に「空腹状態」の信号を送る働きをするためです。お酒を飲んでいると、ついつい目の前にあるつまみに手が伸びてしまい、食べ過ぎてしまう理由がこれです。フランス料理やイタリア料理で食前酒が出されることがあります。これは食欲を増幅させるためです。

お酒を控えて、必要以上に食べることを防ぎ、暴飲暴食をしないようにしましょう。

お酒を飲むと、次の日にむくみを感じることがあります。これはお酒を分解するために摂取した水分が排出しきれず、余分な水分として血管の外側に溜まってしまうためです。また、お酒を飲んだことで、ついつい食べ過ぎてしまい、塩分を摂取しすぎてしまうのも、むくみの原因です。むくみは体重を増加させるだけでなく、放っておくと脂肪になってしまいます。

お酒は肝臓で分解されます。肝臓はダイエット中には欠かせない、代謝や排出、解毒などの働きをしています。お酒を摂取することで、お酒の分解を優先するため、これらの機能に働かなくなってしまいます。お酒を控えることで、肝臓の働きを良くなり、代謝を上げるようにしましょう。

お酒を飲むと、アルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドという有毒性物質が作られます。このとき、肝臓の中にいるミトコンドリアが破壊されます。ミトコンドリアは脂肪をエネルギーに変換してくれます。そのミトコンドリアが減るということは肝臓で正常に脂肪を分解できなくなるということです。

できれば、ダイエット中はお酒を控えた方が良いです。なので、ダイエットを機会に思い切って禁酒に挑戦するということも1つの選択肢としてあります。健康のために禁酒をする人もいますが、禁酒をしたことで健康になったとすぐに実感することはできません。

しかし、ダイエットであれば、体重という数字で結果を確認することができます。目標が設定しやすいので、今まで禁酒に挫折していた人もダイエットと禁酒を併せて挑戦してみましょう。