日焼け止めのSPFの意味とPAとの違い・種類と目安

スキンケア

SPF50

SPF50は、現在日本で手に入れることができる最高の数値です。20×50=1000、つまり16時間40分の持続効果があることがわかります。

日本ではたとえ夏であっても、16時間も太陽を浴びることはありません。一度塗ってしまえば、ウォータープルーフなら塗り直す必要はないでしょう。真夏の炎天下でのレジャーや激しいスポーツにはちょうどいいでしょう。

SPF100

SPF100という数値を見たことがない方もおおいのではないでしょうか。実はSPF100の日焼け止めは日本では販売されていません。50以上のものも存在しますが、その場合は「50+」と表記されています。それでも100ほどの数値ではありません。

20×100=2000で、持続時間は33時間20分です。1日を超える持続時間ですが、それだけの効果は必要ないからです。ハワイなどでは、SPF100の日焼け止めが販売されているといわれています。

数字が大きいからといって良いとは限らない?

ここまで、数値別に紹介してきました。しかし注意してほしいのは、数値の持続時間はあくまでも目安であって、実際そのとおりの効果が発揮されるとは限らないということです。

人によって日焼けしやすい人、しにくい人がおり、同じ日焼けでも赤くなりやすい人、黒くなりやすい人などさまざまです。日焼けするまでの時間も人によって違い、今回紹介した1単位20分、というのはあくまでも基準です。人によっては10分で日焼けしてしまうこともあります。 また、日焼け止めを塗るのは主に暑い夏です。人は誰でも汗をかきますが、夏は特にそれが著しいものです。日焼け止めは汗で簡単に流れてしまうので、そうなってしまうと、もう効果は期待できません。 数値が大きいからと安心していてはいけません。基本的には、日焼け止めは何度も塗り直すことが推奨されます。そういう意味では、SPF30以上はあまり違いがないと考えていいでしょう。

日焼け止めのSPFとPAの違いって?

日焼け止めのSPFの意味とPAとの違い・種類と目安

最初に紹介しましたが、地上に届く紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。ここまでに解説してきたSPFはUV-Bを防御する指数でした。UV-Aを防御するのが「PA」です。

UV-AはUV-Bほどすぐに影響が肌に表れることはありません。しかし肌の奥の真皮質までとどき、しわやシミの原因になるとされています。ファンデーションなど基礎化粧品のパッケージを見ると、「PA○○」とPA値が記載されていることが多いですが、これはUV-Aこそ女性の天敵といえるからです。 PAは数字ではなく「+」の数で表され、「+」「++」「+++」「++++」の4段階があります。数が多くなればなるほど強い効果が期待できます。 UV-Aはたとえ室内にいても影響があり、窓ガラスやカーテンでさえも遮ることができません。UVカット効果がある遮光カーテンがあるなら別ですが、室内にいても気が抜けないということです。
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