献血のメリット・デメリット|老廃物/健康/血液検査/血液型/肌

ヘルスケア

待ち疲れしない

成分献血は、90分近い時間を要することもある長時間の献血です。そのため、予約なしで行くと最悪の場合は90分以上待つことになる可能性も考えられます。そうなると、献血までに待ち疲れしてしまい、血を抜いたら貧血状態になってしまう恐れもあります。

予約をすれば、そうしたストレスを感じることなく献血ができるので、血を抜く前も抜いた後もすっきりとした気分でいられるメリットがあります。通常の献血は10~15分程度なのでそれほど待つことはありませんが、長時間の献血を希望する人は、あらかじめ予約してから行くのがおすすめです。

献血でエイズ検査ができるメリットはない?

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献血では、昔から「献血をすればエイズに発症しているかどうかがわかる」という都市伝説が囁かれています。しかし、本当に献血でエイズ検査は可能なのでしょうか。

そこで、献血でエイズ検査ができるメリットはあるのか・そもそも検査は可能なのかといった点を取り上げてみました。とても重要なポイントなので、献血に行く前に頭に入れておきましょう。

献血でエイズ検査はできない

献血でエイズ検査ができるメリットがあるどころか、献血と一緒にエイズ検査をお願いすることはできません。以前から献血によるHIV感染の例は報告されていましたが、2013年に新たに2人の患者にHIV感染者の血が輸血された事件から、さらに献血時のHIV検査は厳しくなりました。

献血をする前には問診があり、そこで必ずHIVに感染していないかどうかを確認されます。また、献血された血も検査機関で詳しく調べられます。しかし、その結果が献血者個人に知らされることはないため、献血でエイズ検査ができるメリットはないと頭に入れておきましょう。

保健所で無料で検査が可能

献血でエイズ検査はできませんが、近くの保健所では無料でなおかつ匿名でエイズ検査をしてくれます。こちらの検査結果は、保健所に行けば本人に通知してくれます。基本的には本人ではないと結果を教えてはもらえないので、ハガキや電話などで家族に知られるという心配はありません。

保健所によっては即日結果を通知してくれるところとそうではないところがあるので、検査を希望する人はまずは近くの保健所の検査情報を確認してみましょう。保健所での検査は予約が必須のところがほとんどなので、不安な人は電話で聞いてみてください。

エイズ検査目的での献血は絶対にダメ!

献血でエイズ検査はできないので、エイズ発症の有無を確認する目的で献血に行くメリットはありません。それどころか、万が一自身がエイズに感染していて、その血が患者さんに輸血されてしまった場合、軽い気持ちでは済まされない大問題に発展してしまいます。

事件があっても、献血でエイズが確認できるという噂を信じて献血に行く人は後を絶えません。しかし、こうした行為は、輸血を必要とするすべての患者さんと他の献血者に多大な迷惑と損害を与えることになります。検査で100%HIVを検出することは不可能なので、患者さんを守るためにもモラルを持って献血するようにしましょう。

献血の前にチェック!

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当日万全の状態で献血ができるように、献血前にやっておきたいことを確認しておきましょう。

しっかり睡眠をとる

献血の当日は、体調を万全に整えていく必要があります。献血は誰でもできるボランティアですが、献血ができる基準は意外と厳しいです。少しの体調不良や睡眠不足でも、場合によっては献血を断られることがあります。

そのため、献血の前日は、しっかりと睡眠時間を確保しておくようにしましょう。また、献血することを考えて日頃から生活習慣に気を使うことも大切です。自分の血が誰かに輸血されるという意識を持って行動するようにしましょう。

当日は予定を入れない

先ほども言ったとおり、献血した当日は安静にするよう指導されます。激しい運動はもちろんのこと、買い物などで重い荷物を持ったり歩き回ったりするのも望ましくはありません。

そのため、献血の日には予定を何も入れず、自宅で休める状態にしておくことをおすすめします。万が一、急な用事が入った場合も、よっぽど急ぎの用事でない限りは断るようにしましょう。当日慌てないように、頻繁に連絡をとる相手には、あらかじめ献血の予定を知らせておくのが最善です。

当日の体調を確認

何度も言っているとおり、献血は当日の体調によっては受けられないことがあります。体調の良し悪しは献血前の問診で必ず聞かれるので、少し風邪気味という場合や空腹状態の場合でも、素直に申告するようにしてください。

もし、当日体調が悪いと感じた場合は、献血は遠慮するようにしましょう。また、薬を飲めば大丈夫だろうと思い会場に行っても、薬の種類によっては断られることもあります。ちょっとでも身体に異変を感じた場合は、後日改めて献血するのがおすすめです。

献血は体調とモラルが大切

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献血には色々なメリットがありますが、何よりも、自分の血が誰かの身体の中に入るという責任感を持って行うことが大切です。くれぐれも、エイズなどのウイルス検査のために献血を受けることがないよう、モラルを持って行動しましょう。

しかし、せっかく献血に行っても自分の体調が優れないのでは意味がありません。当日までにしっかりと体調を整えられるように、規則正しい生活習慣を送るよう心がけてください。
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