献血のメリット・デメリット|老廃物/健康/血液検査/血液型/肌

ヘルスケア

献血はどうやってやるの?

献血のメリット・デメリット|老廃物/健康/血液検査/血液型/肌

16~69歳の間なら何度でも受けられる身近なボランティアである「献血」。名前は知っている・興味はあるけど、どのようにしたら受けられるのかわからないという人は少なくありません。

そこで、献血のメリットを紹介する前に、献血の受け方をご説明します。

献血会場で本人確認&問診

献血は、建物内の他、献血車で各地を回って行っています。まずは、自分が住んでいる場所のお近くの献血会場に行き、本人確認と問診を受けましょう。問診は患者さんの命と自身の健康に関係するので、聞かれたことには素直に答えてください。

血液検査&採血

問診が終わったら、次に血液検査でヘモグロビン濃度や血液型を測定します。献血の一種である成分献血を希望する場合は、ここで血小板の数も測定します。

何も問題がなければ、採決が開始されます。 全血献血は10~15分ほど、成分献血は40~90分ほどかかります。これらの時間はあくまでも目安なので、人によって献血時間は前後します。

休憩後に献血カードを受け取って終了

献血後は、最低でも10分程度は休憩するように指導されます。自身の体調の様子を見て休むようにしましょう。また、献血後には献血カードというものが配布されます。献血カードには献血履歴や献血者の情報が記録されているので、なくさずに保管しておくようにしてください。

献血を受けられない人

献血には、採血が受けられない人の条件が細かく設定されています。病気の人やケガをしている人はもちろんのこと、出血を伴う歯科治療や6か月以内にピアスの穴を開けた人、海外渡航歴などで献血を受けられない場合があります。他にも細かな設定があるので、献血前に確認しておくようにしましょう。

また、エイズや肝炎といったウイルス性の病気の疑いがある人の献血もできません。発症していなくても性行為歴などで断られることがあるので、問診の段階で正直に記入するようにしましょう。当然ですが、これらの病気の検査目的での献血もできません。

献血のメリットとデメリット

献血のメリット・デメリット|老廃物/健康/血液検査/血液型/肌

「献血は血を抜かれて痛いだけで何のメリットもない」と思い込んでいる人は、損をしている可能性があります。ここでは、進化し続けている献血のメリットとデメリットを一緒にご紹介します。

献血のメリット1:お菓子やジュースが貰える

献血のメリットの一つ目は、献血に行くとお菓子やジュース類の食べ放題・飲み放題ができる場合があるという点です。興味ないという人もいるでしょうが、やはり無料でそうしたオプションがつくと誰でもうれしい気持ちになります。そのようなオプションから献血者が増えることもあるので、献血をしてもらう側にとってもメリットがあります。

献血のメリット2:無料でイベントに参加できる

献血会場の中には、無料で色々なイベントや催し物を開催しているところがあります。ハンドマッサージなど女性にメリットがあるものから、アクティビティ教室など親子連れにメリットがあるものまで、無料とは思えない趣向を凝らしたイベントが数多く開かれています。

献血のメリット3:記念品が貰える

献血のメリット三つ目は、記念品です。献血にはポイント制が導入されていることがあり、そのポイントが溜まると記念品を貰えることがあります。それぞれで記念品の内容は異なりますが、場合によってはコップやまな板などの日用品を貰えることがあるので、一人暮らしで物がないという人にとっては大きなメリットとなるでしょう。

他にも、景品マニアの人や限定品を集めている人にもメリットがあります。献血をやらないと手に入らないグッズばかりなので、興味のある人は足を運んでみましょう。

献血のメリット4:気分が晴れやかになる

献血のメリットは色々ありますが、その中でも最大のメリットは、無料で誰かの役に立てるというところです。ボランティアというと、体力的にも精神的にもきついイメージがあるでしょうが、献血は横になっているだけで人の命を救えるボランティアです。

そのため、ボランティアに興味はあるけど勇気が出ないという人にとっては、気軽に役に立てるというのはとても大きなメリットとなります。良いことをしたという気分で自分も勇気づけられるので、献血は患者さんだけではなく、献血者にとっても大きなメリットがある事業です。

献血のデメリット1:健康被害

メリットばかりの献血にも、デメリットはあります。その一例が、健康被害です。例えば、献血によるめまい・けいれん・意識障害・気分が悪くなるといった症状が当てはまります。極まれに神経障害を発症し、しびれが数か月続くこともあります。

1%前後の稀な確立で起こることなので基本的には心配はいりませんが、びくびくしながら献血してもメリットはないので、心配な場合は問い合わせて確認してみましょう。

献血のデメリット2:当日は絶対安静

献血をした後は、激しい運動は避けるよう指導されます。スポーツはもちろんのこと、買い物で歩き回るといった行動も避けるのが好ましいです。そのため、アクティブな人ほど献血後のデメリットは大きいと言えます。

しかし、安静にしていなくてはならないのは当日だけなので、翌日からは体調次第でいつもどおりに活動することが可能です。献血後に無理に動くと健康被害が出る恐れがあり、献血者にとっても赤十字社側にとってもデメリットとなるので、当日は自宅で安静にしているようにしましょう。

健康被害には救済制度がある

献血には、血を抜いたことによって健康被害が出てしまった人を対象にした救済制度が設けられています。いくつかの症状に当てはまる人のみですが、医療費の負担や各種手当が支給される場合があります。

もちろん、きちんとした書類を提出して判断されることなので、すべての人が制度を利用できるわけではありませんが、万が一事故が起こった場合には確認してみると良いでしょう。

献血の老廃物が出るというメリット

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ここからは、具体的に献血をすることで得られるメリットをご紹介します。まずは、献血をして老廃物を排出するメリットから確認してみましょう。

新鮮な血液の生成が期待できる

献血には、血を外に出して老廃物を取り除き、身体をリフレッシュさせる「しゃ血」と同じ効果があるとされています。血を出すと、身体が新しい血を作ろうとして新陳代謝が上がります。そのことによって、身体の中の老廃物の排出が促されるという仕組みです。

この作用は、昔の西洋医学や現在の東洋医学で信じられているものですが、その効果については定かではありません。しかし、身体がぽかぽかと温まり気分が良くなるのは確かです。
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