お酒に酔わないために！ウコンの力を飲む正しいタイミング

夏は特にビールが美味しい季節です。この夏もお祭りやビアガーデンなど、お酒を楽しむタイミングが多いのもはや夏の風物詩です。お酒を飲んでいる時は楽しいですが、楽しくなって後先考えずにどんどん飲んでしまい、次の日二日酔いで頭ががんがん、一日中寝込んでいたなんて人もいるのではないでしょうか。

毎日のようにウコンの力にお世話になったという方も多いでしょう。そもそも、アルコールをたくさん摂取すると、なぜ二日酔いになってしまうのでしょうか。そのメカニズムをご紹介します。

アルコールは体内に摂取されると、肝臓で分解されます。その分解処理を行うタイミングでアセトアルデヒドという有害物質が発生します。このアセトアルデヒドが、二日酔いを巻き起こす元凶であり、血液中のアセトアルデヒド濃度が高くなるにつれて、吐き気や頭痛などの症状を巻き起こします。

また、お酒を飲んでいるタイミングで具合が悪くなる人もいますが、体内ではアルコールを取り込んですぐに分解処理が活発に行われるため、お酒を飲んですぐに症状が出る人はすでに血液中のアセトアルデヒド濃度が高くなっている状況です。お酒を飲むタイミングで、時々水やお茶などをはさむことで、アルコールの分解処理を緩和してくれます。

ウコンとは、ショウガ科の植物です。外観も普段スーパーで見かけるショウガと瓜二つです。中は黄土色をしておりカレー粉などにも使用されます。このウコンに含まれる「クルクミン」という成分が、二日酔いにはとても効果的なのです。海外では薬としても昔から効果が認められております。

前にも述べたアルコールを分解するタイミングで、体内にアセトアルデヒドが発生するのですが、クルクミンはこのアセトアルデヒドの分解をサポートします。また、クルクミンにはそのほかにも抗酸化作用、抗炎症作用、肝保護作用などが認められており、クルクミンの含有量が多いウコンは、二日酔い改善にとても優れた植物なのです。

ウコンが二日酔いに優れていることはわかりましたが、そのウコンはいつ、どのようなタイミングで摂取するのがもっとも効果的なのでしょうか。今回は、お酒愛好家たちに飲み会のお供とされる、ウコンの力を飲むタイミングについて詳しく解説していきます。

ウコンの力をどのような時間に、どのようなタイミングで摂取するのが良いかということに関しては、実は定説がないというのが現状です。しかし、体内の仕組みから考えると、ウコンの力はお酒を飲む前のタイミングで摂取した方が良いと考えられます。

いきなりお酒を飲んで、身体がアルコールの分解作業に入るよりも、事前にウコンの力を摂取し、アセトアルデヒドの分解をいつでも補助できる状態に身体を整えておくことが重要です。ただ、あまりにも早い段階でウコンの力を飲むことはおすすめできません。 飲み会は夜からなのに、朝起きた段階でウコンの力を飲んでしまうと、せっかくのウコンの効果が時間とともに消化されていき夜まで持続しません。ウコンの力は、ドリンクタイプと顆粒タイプがありますが、ドリンクタイプは飲み会の30分から1時間前、顆粒タイプはドリンクタイプに比べ体内に取り込まれるまで時間がかかるのでもう少し早めに飲むのがベストでしょう。