半日断食の効果・好転反応とやり方と期間｜宿便/便秘

ここ数年、ファスティングと言われるいわゆる断食ダイエットがはやりましが、チャレンジされた方も多いのではないでしょうか。丸1日や数日にわたる断食は辛くて続かなかった方、あるいは辛いイメージがしてまだ試していないという方もおられるでしょう。

もし、半日程度の断食だったらやれそうな気がしませんか。今回は、半日断食の効果や好転反応、そして半日断食のやり方などをご紹介します。

半日断食とは、文字どおり「半日の間、食事を断つ」という内容のダイエット方法です。数日間にわたるファスティングと言われる断食ダイエットでは、身体を壊してしまう人もいます。それがわずか半日であれば身体の負担は軽くて済みます。

半日断食の効果は、デトックスやダイエット効果はもちろんのこと、1日食事をしない時間を生活に取り入れることで身体の各臓器、器官を休ませることができます。そのため一日三食の食事をとっていた時より、内臓の疲労を取ることができます。

また空腹により研ぎ澄まされた集中力がＵＰし、仕事や学業に集中しやすくなるという効果もあります。いつもなら思いつかないようなアイデアがひらめき思わぬ賞賛を受けるでしょう。

半日断食を行うと、身体の中に蓄積されていた老廃物を体の外へ排出される際に、好転反応を起こします。好転反応は、しばらくすると治まります。好転反応は人によって症状や度合いはさまざまです。一度治まれば、それらの症状はかるくなっていきます。

具体的にどのような反応が起きるのかというと、半日断食の影響で一時的に体温が下がります。そのため寒気を感じることがあります。その他、頭痛、腹痛、肩こり、そして体臭や口臭が強くなることもあります。 好転反応は、このように不快に感じる症状ばかりです。半日断食の効果を疑いたくなる事もあるでしょう。ですが好転反応は、身体が健康的に変化する過程で必要な反応であることを理解しておきましょう。

半日断食をすると胃腸を休ませることで、腸内の働きをリセットしデトックス効果がおきます。それが宿便の排出です。宿便とは滞留便と言われるもので、毎日の排便で出し切れず腸のシワや襞に少しずつ蓄積されたものです。

毎日快便という方でも約3〜5kg宿便が溜まっています。便秘がちな方なら約4〜6ｋgものいらない便をためています。宿便が溜まっているからと言って、直ぐに身体に不調が現れるものではありませんが、長年溜めているといずれは何かしら体に問題が生じる可能性があります。 半日断食のデトックスにより宿便がなくなると下腹のポッコリお腹や吹き出物、何となくスッキリしない体調不良などが解消します。

宿便が腸内に蓄積されると、善玉菌よりも悪玉菌の方が多くなってしまう恐れがあります。これは長い間腸内にとどまる便の腐敗がひどくなり、やがて便秘という困った問題がおきます。また普段から便秘がちの方はデトックス作用により、便秘がさらにひどくなったり下痢を起こすなどのケースがあります。

好転反応とは言え、人によって症状の度合いもさまざまです。くれぐれも身体の負担にならないペースで、自分の身体と相談しながら半日断食を取り入れられると良いでしょう。

半日断食は、一般的な断食と違い自分のタイミングで始められます。とはいえ正しいやり方で行わなければ効果は得られません。次に、半日断食のやり方をご紹介します。

半日断食は「18時間食事をしない時間をつくる」という基本的ルールがあります。そのためには、朝食事を抜くのが一番半日断食を上手やる方法ということになるでしょう。

半日断食は、朝食を食べないことが大前提ということになりますが、健康診断の前日と同じような感覚で半日断食をスタートさせる前日、夕食後から食事をしないでいるのが一番うまくいきます。