女性に多い冷え性!気になるその原因とは?
一般的に女性に多いと言われている冷え性。冷え性の症状としては、手先や指先などの末端部分が極度に冷たくなってしまったり、血液の循環がうまくいかず頭痛や腰痛、肩こりなどが出ることが知られています。この他にも月経不順や生理痛など、女性にとってとてもツライ症状が出ることもあります。
冷え性の症状が出るのは冬場だけではありません。夏場でも冷房のはいっているお店や電車などでは同じような症状が出ることがあり、そのたびにツライ思いをしている人も多いのではないでしょうか? 冷え性を改善するためには、まず冷え性の症状が表れる原因を取り除く必要があります。気になる冷え性の主な原因を6つご紹介致します。冷たい飲み物・食べ物の取りすぎ
まず最初に冷え性の原因を考えられるのは、冷たい飲み物や食べ物の取りすぎです。特に暑い夏は冷蔵庫で冷やした麦茶に氷を入れて飲んだり、毎日のようにアイスを食べている人も多いのではないでしょうか?確かに冷たい飲み物や冷たい食べ物は火照った体を一気に冷やすことができてとても美味しいのですが、冷たすぎる飲み物や食べ物は冷え性の症状が出る原因になってしまいます。
冷たい飲み物や食べ物は体を内側から冷やしてしまうため、なかなか温まりにくいという特徴があります。ツライ冷え性を改善したいと考えている人は、夏場でもキンキンに冷やしたお茶などは控え、ぬるめのお茶や熱いお茶などに切り替えるようにしましょう。少しの我慢が冷え性を改善します。ダイエットのしすぎ
冷え性の原因として、ダイエットのしすぎも考えられます。女性は特にプロポーションを気にするあまり、食事をとらなかったり極端に食事の量を減らしたりと、ダイエットを頑張りすぎてしまうことがあります。
食事は体の中で熱を生み出します。ダイエットで食事が制限されている状態が続くと、体は熱を出すパワーが切れてしまい、冷え性につながってしまいます。また適切な食事をしないと体の筋肉の量が落ちてしまうことも原因です。筋肉は動かして伸縮することで熱を生み出す特性があるため、筋肉の量が落ちてしまうと生み出す熱量も減ってしまいます。 無理なダイエットは体を壊すだけでなく冷え性を引き起こす原因にもなってしまうため、冷え性を改善したいと思っている人はきちんと考えてダイエットするようにしましょう。ストレスを溜めこんでいる
冷え性はストレスを溜めこんでいることも1つの原因と考えられます。ストレスは冷え性の改善の大きなさまたげになります。
人は誰でもストレスを感じながら生きています。何もストレスを感じずにいられる人などいないでしょう。避けて通れないストレスですが、人間の体はストレスに非常に弱くできています。ストレスは溜めこみすぎると自律神経の乱れを引き起こします。 自律神経とは交感神経と副交感神経という2つから成り立っています。交感神経は体が活発に動いている時に働く神経で、副交感神経は体がリラックスしている時に働く神経のことをいいます。自律神経はこの2つの神経のバランスを保つ役割があるのですが、ストレスを溜めこんでしまうとだんだんこのバランスが崩れてきてしまいます。いわゆる自律神経失調症と呼ばれる状態です。 この状態が続くと、冷え性を改善するどころか体温の調節がうまく保てなくなくなってしまうことが分かっています。冷え性を改善するためにはストレスを上手に解消するのも大切なことです。過度な薄着
冷え性が改善できない原因には、過度な薄着をしていることも考えられます。女性にとってファッションはおしゃれに欠かせない必須アイテムです。ちょっとでも可愛く綺麗に見られたいと、日々努力している女性もたくさんいます。
しかし皆さんは日頃のファッションで肌の露出について考えたことはありますでしょうか?流行のファッションを取り入れる時、セクシーさを強調したい時、暑い夏など、どうしても肩や二の腕、足などを露出しすぎていませんか? 冷え性の改善を考えた時に、このファッションの過度な薄着はとても大きな原因となる場合があります。露出している肌にはエアコンなどの冷たい風が直接当たります。露出している時間が長ければ長いほど、冷えは大きくなります。 冷え性を改善したい時は、ファッションの薄着のしすぎにも注意しましょう。サイズの合っていない窮屈な服装
冷え性の原因には体を締め付ける窮屈な服装も考えられます。スキニージーンズや小さなTシャツなど、スタイルをよく見せるために体にピタッとフィットする服ばかりを着ていませんか?
自分の体のサイズに合っていない窮屈な服装は体を締め付け血管が収縮し、血のめぐりが悪くなってしまう可能性があります。ファッションは好みや流行もありますが、冷え性に悩んで改善を望んでいる人はなるべく窮屈な服はやめておくのが無難です。 ゆったりとしたシルエットのブラウス、大き目のカーディガン、幅広パンツなど、体を締め付けずにオシャレに決まる服もたくさんあります。洋服を購入する時は冷え性を改善するためにもよく考えることが大切です。運動不足
運動不足も冷え性の原因になっていることがあります。忙しくして運動をする暇がなかったり、体を動かすのが面倒であったり、運動をしない人はたくさんいます。冷え性はそんな運動をあまりしない人達に多いといわれています。
上記でもご紹介しましたが、筋肉は伸縮することで熱を生み出します。筋肉を伸縮するためにはやはりスポーツや運動で体を動かすことが重要になってきます。冷え性を改善するためには急激な激しい運動を時々するのではなく、適度な運動を出来れば毎日行うのが効果的です。おすすめの運動はジョギングや早歩きのウォーキング、スイミングなどの有酸素運動です。 毎日運動して筋肉の量を増やし、冷え性を改善していきましょう。冷え性のおすすめの改善方法を8選ご紹介♪
上記では冷え性の症状を引き起こす原因と対処法をご紹介致しました。次は、冷え性のおすすめの改善方法を8つご紹介致します。
ほんの些細なことでツライ冷え性は改善します。冷え性が改善すると、子供がいる人の場合は赤ちゃんや子供と触れ合う時や、オムツ替えの時などに手を温めておく必要がなくなります。恋人がいる人なら堂々と手をつなぐことができます。そしてさらに肩こりや腰痛や頭痛など、これまでの様々な厄介な症状も緩和し改善していきます。 どの改善方法もとても簡単で今日から実践できることばかりですので、是非出来る事からお試しください。全て取り入れる事が出来れば、冷え性は完全に克服できるでしょう!冷え性の改善方法 ①ストレッチをする
冷え性の改善に効果があるのは、まずストレッチです。ストレッチとはゆっくりと筋肉をほぐしていく運動のことで、お年寄りでも楽にできるのが特徴です。体の関節を意識しながら腕から指先、太ももからつま先までの筋肉を伸ばしていきます。
体を伸ばすことで凝り固まっている筋肉が柔らかくしなやかになり、肩こりや腰痛などを改善することができます。また血流もよくなり、体の隅々まで血のめぐりが良くなるため、冷え性の改善にも大変役立ちます。 座り仕事が多い人などは休憩時間に軽いストレッチを取り入ると、眠気が冷めるだけでなく体のだるさも取ることができます。仕事の間の気分転換にもなりますので、是非積極的に冷え性改善のストレッチをしてみましょう。冷え性の改善方法 ②筋トレをする
冷え性は主に男性よりも女性に多く表れます。これは、体の筋肉の量が男性よりも女性のほうが少ないためであり、作り出す熱量が少ないためだといわれています。また女性は男性よりも体の脂肪や水分が多く、これらが体を冷やしやすい原因にもなっています。
脂肪や水分が多く筋肉の量が少ない女性は、軽い筋トレをして筋肉を作ることで冷え性が改善する場合があります。 筋トレを初めて行う女性は、無理をしないことが大切です。たとえば壁に手をつけて行う斜め腕立て伏せ、500mlペットボトルに水を入れて持ち、腕を上げ下げするペットボトルダンベル体操、仰向けになり膝をたて、背中にクッションを敷いて行う簡単な腹筋運動などがオススメです。 男性と同じように筋トレをしようとすると、あまりの大変さから途中で投げ出したくなってしまうため、楽にできる方法を色々と考えて冷え性を改善しましょう。冷え性の改善方法 ③足ツボをする
冷え性の改善には足ツボも効果があります。足ツボとは足ツボマッサージのことで、足の裏にある数々のツボを押すことで、身体機能の向上や改善を行う方法のことです。
足ツボを専門に行うマッサージ店で冷え性を改善するツボを押してもらうのも効果がありますが、なかなかお店に出向く時間がない人は、自宅で自分で足ツボを押してみてはいかがでしょうか? 冷え性を改善するツボは幾つかあります。足首の近くにある三陰交(さんいんこう)、足の指付近にある八風(はっぷう)、足の真裏にある湧泉(ゆうせん)、かかとの上付近にある太谿(たいけい)、足の親指のあたりにある太衝(たいしょう)など、冷え性を改善するツボは約5箇所あります。 お風呂上りや運動の後など、比較的体が温まっている時に行うとより効果が増します。お試しください。冷え性の改善方法 ④靴下にこだわる
冷え性を改善するためには体を温めることが何より重要です。心臓から遠く冷えやすい足先は、靴下を履いてしっかりと温めるようにしましょう。
寒い冬に外出する時は靴下の2枚重ねも効果的です。アンゴラ混や毛糸で出来た靴下も保温の効果が高く人気があります。自宅にいる時は締め付け感のないゆったりした靴下を選び、なるべく床暖房やスリッパなども併用するようにしましょう。 また夏のお出かけに人気のあるサンダルやつま先の開いたヒールなども体を冷やしてしまうことがあります。冷え性の症状が重い人はなるべくきちんと靴下を履いた上から、足をすっぽりと覆うことができる運動靴などを履くことをオススメします。 体温を守りながらでもオシャレなファッションを楽しんでいる人はたくさんいます。冷え性改善のために、靴下や靴は素材にもこだわりを持ちましょう。冷え性の改善方法 ⑤漢方を取り入れる
みなさんは毎日の生活に漢方を取り入れることはありますか?風邪をひいた時などに病院で漢方を処方されたという人も多いのではないでしょうか。
漢方とは元は中国から取り入れられた考え方で、その後日本でも独自に発展を遂げてきた伝統医療です。薬に頼らず自然界にある植物などを使い、様々な体のツライ症状を和らげる効果があります。漢方は薬に比べてアレルギーや副作用が出にくいという特徴があり、体に優しい医療といわれています。 冷え性の改善に漢方を使いたい場合は、薬局などで市販品を購入することもできます。飲みあわせをきちんと確認したい場合や妊娠中の人などは医師に処方してもらうこともできます。冷え性を改善する漢方を上手に取り入れましょう。冷え性の改善方法 ⑥サプリメントを使う
冷え性の改善にはサプリメントを使うという方法もあります。必要な成分が錠剤タイプになっていることが多いサプリメントは、いつでもどこでも手軽に摂取できるのが最大の魅力です。サプリメントは健康食品のお店や薬局で手に入れることができます。また忙しい人はネット通販で購入することも可能です。
冷え性の改善に効果があるサプリメントの主な成分はショウガ、高麗人参、唐辛子、にんにく、黒酢など、どれも体を温めることで有名な食材が含まれています。体に良いことは知っていても匂いの気になるにんにくなども、サプリメントであれば口臭を気にする必要なく摂取できます。 サプリメントはその商品だけで冷え性を完全に回復することは難しく、やはり普段の生活のサポートの1つ考えるのが妥当です。サプリメントですべてをまかなおうとせず、上手に付き合うことが大切です。冷え性の改善方法 ⑦冷え性改善体操などを行う
冷え性の改善には体操が効果的であることも分かっています。テレビで紹介されたことで一躍有名になった冷え性改善の体操「血管のばし」をご紹介致します。
まず最初に太ももの血管を伸ばします。正座の姿勢から両手を床につき、片方の足だけ後ろにゆっくりと伸ばしていきます。左右でそれぞれ30秒キープします。 2つめはヒザ裏の血管を伸ばします。立った状態で両手で片方の膝をおさえます。そして押さえていない方の足を移動させ、腰を後ろに引いていきます。こちらも左右それぞれ30秒キープしましょう。