軟水と硬水の違い・健康面で体に良いのは・商品の特徴
地域で水の硬度に違いはあるの?
日本のほとんどの地域は軟水であると書きましたが、地域によって軟水・硬水の違いはあるのでしょうか。日本国内と世界のいくつかの国について見ていきましょう。
日本の水は軟水?
日本の水の硬度は、平均50~60の軟水です。しかし一部の地域では硬度が高くなっています。
普段の生活でそれほど気にならなければいいと思いますが、自分が住んでいる地域の水の硬度がどれくらいなのか気になる場合は、水道局に連絡して聞いてみてもいいでしょう。香港の水は?
日本以外の国の水はどうなっているのでしょう。香港を例に見てみましょう。
香港の水はずばり硬水です。そのため香港でシャンプーをすると泡立ちにくかったり、髪の毛を洗うとゴワゴワした質感を感じることもあります。また、水道水を飲もうとしても、普段から軟水を飲みなれていれば飲みにくさを感じたり、お腹が緩くなってしまう可能性もあります。もし香港へ旅行に行くというのなら、軟水のミネラルウォーターを購入した方がいいでしょう。ハワイの水はどっち?
ハワイの水は軟水・硬水のどちらなのでしょう。結論から言うと、ハワイの水は軟水です。
日本と同じように水道からも綺麗な水が出てくるため、日本人にも合う水と言えます。またハワイのミネラルウォーターも軟水で飲みやすいため、水道水の水に抵抗があるという場合は購入してみるのもいいでしょう。ミネラルウォーターの商品の特徴とは?
商品として販売されているミネラルウォーターにも、軟水と硬水がありますが、それぞれの商品には特徴があるのでしょうか。いくつかの商品の特徴を見ていきましょう。
ウィルキンソンの特徴とは?
アサヒ飲料から発売されているウィルキンソンは、日本国内の軟水を使用した炭酸水でボトルドウォーターです。
元々は狩猟をしていたイギリス人、クリフォード・ウィルキンソン氏が、兵庫県西宮市の天然の炭酸鉱泉を発見し、卓用として優良な鉱泉であると販売したことがウィルキンソンの始まりです。 現在は国内の天然水に炭酸を加えたものが販売されていますが、軟水を使用していることから日本に住んでいるという人なら飲みやすい炭酸水になっています。エビアンの特徴とは?
ミネラルウォーターと聞いてすぐに思い浮かぶものの1つにエビアンが挙げられます。
エビアンは、フレンチアルプスの北麓に降る雨や雪が約15年の歳月をかけて地層を流れ、その間に地中から多くのミネラルを蓄えていきます。 ヨーロッパの水だからエビアンは硬水なのではと思う方もいると思いますが、エビアンは中硬水です。そのため硬水よりも飲みやすく煮込み料理などにも向いています。南アルプスの天然水の特徴とは?
サントリーから発売されている『南アルプスの天然水』は、山梨県北杜市白洲町から採水されたミネラルウォーターです。
南アルプスの天然水は、硬度30の軟水ですっきりとした味わいがあります。喉が渇いたときにもゴクゴクと飲みやすく、飲料水の他にも料理やお茶・コーヒーを入れるときにもおすすめです。 また赤ちゃんのミルクを作ることもできるので、安心して飲むことができます。軟水と硬水の特徴を知って、美味しく水を飲もう!
軟水と硬水の違いは、水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量にありました。
軟水と硬水にはそれぞれ特徴があり、どちらがどのような場合に適しているのかなど、使うシーンによって飲み分けや使い分けをすることで効果を発揮します。 それぞれの特徴を踏まえ、今必要なのはどちらの水なのかを把握し、美味しく水を飲んでくださいね。