軟水と硬水の違い・健康面で体に良いのは・商品の特徴

ヘルスケア

ダイエットのためにミネラルウォーターは硬水を選んでいる、という人も多くいると思います。しかし、『硬水』と名前は聞いたことがあってもどんな違いがあるのかなど分からないという人もいるのではないでしょうか。 日本のほとんどの地域の水は軟水なので、多くの日本に住む人が軟水を料理や生活用水として使っています。

この軟水と硬水とは、どのようなものなのでしょうか。

軟水と硬水の違いとは?

軟水と硬水の違い・健康面で体に良いのは・商品の特徴

軟水、硬水という言葉は聞いたことがあるけれど、何が軟水でどうなれば硬水なのか分からないという人もいるでしょう。では、軟水と硬水の違いはどのような点にあるのでしょうか。

軟水と硬水は味が違う?

軟水と硬水、どちらも同じ水に違いはありませんが、飲んでみると全く違います。

日本国内で水道水を飲むときゴクゴクと一気に飲むことができますが、硬水を飲もうとすると口当たりが重いと感じ、後味が残るという人もいるでしょう。 これは硬水にはカルシウムが多く含まれる、しまりのある重い味わいを感じるためです。喉が渇いて水が飲みたいというときには口当たりの軽い軟水を、しっかりとした水の味を味わいたいという場合には硬水という風に飲み分けてみましょう。

phに違いはある?

そもそもphとは何を表すものなのでしょう。phとは酸性・アルカリ性・中性を表す単位で、0から14で表され、数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性となります。人の身体のph値はph7.35~7.45と言われ、飲料水もこのph値に近いものが適しているとされています。

では軟水と硬水のph値はどうなっているのでしょう。 軟水・硬水と一言でいっても様々な種類があり、一概にこの値とは言えませんが、軟水は人に適した値と同じか高いものが多く、硬水は低いものが多くなっています。硬水のph値が低いからといって体に悪いわけではありませんが、摂りすぎには注意した方がいいでしょう。

硬度の違いとは?

軟水と硬水を分ける基準に硬度の違いがありますが、この『硬度』とは一体何を表しているのでしょうか。

硬度とは、水1000mlの中にカルシウムとマグネシウムの含有量がどれくらいなのかを表したもので、WHO(世界保健機関)の基準値では、120mg/l以下のものを軟水、120mg/l以上のものを硬水と定めています。 つまり、軟水と硬水の違いとは、ミネラルウォーターに含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まるのです。

料理に適しているのはどっち?

料理をするとき、軟水と硬水のどちらが適しているということはあるのでしょうか。それぞれの水の特徴と一緒に見ていきましょう。

軟水の特徴と相性の良い料理

軟水の特徴に基本的に無味無臭ということが挙げられます。無味無臭ということは、料理に軟水を使っても他の素材の味を邪魔しないということです。

日本料理など、ダシや素材の旨みを活かして作る料理に硬水を使ってしまうと、お肉などのアクは抜けやすくなりますが、素材の旨みや香りも一緒に抜けてしまいます。日本料理のように繊細な味付けのものや、煮炊きをする料理の場合は軟水を使用するといいでしょう。

硬水の特徴と相性の良い料理

西欧料理を思い浮かべてみましょう。あまり水を使わないオーブン料理や野菜の水分を利用して蒸す料理などのメニューが多くあります。これは、ヨーロッパの多くの国の水が硬水であるため、水をあまり使わない料理が発達していったからです。

また西洋料理の主食はお肉ですが、お肉を煮込むときにアクを抜かなければ臭みも料理に出てしまいますが、硬水でお肉を煮込むとアクが出やすくなります。洋風の煮込み料理を作るという場合に硬水を使うと、美味しく煮込むことができます。

洗濯に適しているのはどっち?

軟水と硬水、洗濯をする際に向いている水というのはどちらなのでしょう。

軟水と硬水の違いは、カルシウムとマグネシウムがどれくらい含まれているかの違いがあると記しましたが、このカルシウムとマグネシウムが洗濯に向いているかどうかに関わってきます。 硬水の中に含まれるミネラルは、洗剤と結合すると金属石鹸に変化します。金属石鹸は洗浄力を低下させ新たな汚れとして洗濯物などに付着していきます。硬水で洗濯を続けると、衣類が黒ずんできたりゴワゴワに仕上がってしまうのです。
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