ゼラチンやコラーゲンやペプチドの違い・コレストロールの関係
コラーゲンは細胞外基質にもあり、細胞と細胞をつなぎ合わせる働きがあります。
関節に与える効果
人間の体が曲がるのは関節がある場所です。そして、関節にもコラーゲンが関係しています。関節には運動の衝撃を吸収するために軟骨があり、クッションのような役割を果たしています。軟骨は衝撃の吸収をするため、どんどんすり減っていきます。若いうちはコラーゲンを再生させることができるのですが、再生させる働きも年々衰えてしまいます。消耗する一方、再生できないので、軟骨はどんどんすり減ってしまいます。
軟骨が少なくなってしまった関節は、衝撃を吸収してくれる機関を失ったことで骨同士が直接ぶつかるようになります。年齢を重ねて関節にいた意味を感じるのは、コラーゲンの減少が理由です。ゼラチンとコラーゲンの変性
コラーゲンは3本のアミノ酸分子がらせん状になった物です。このコラーゲン分子は、原料である動物の骨や皮を構成している成分でもあります。この原料がどのようにゼラチンになるのかご紹介します。
原料となる骨を細かく砕き、脂と無機質を取り除きます。前処理を施した原料を水洗いして、過度な酸やアルカリを除きます。これを50~60度の湯で加熱し、ゼラチン液を抽出しています。このあとろ過、精製の工程を踏み、純度を高めてから濃縮、乾燥させることで見慣れたゼラチンになります。製造工程からもわかるように、コラーゲンは加熱されることによってゼラチンに変性しています。ゼラチンとコラーゲンのコレストロールの関係
コレステロールは脂肪の一種で、一見悪い物のようですが体に必要な物です。しかし、増えすぎてしまうと、血管にへばりついて血流の妨げになってしまいます。心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化の原因にもなるため、健康診断などで指摘された場合注意が必要です。
脂肪であるコレステロールに対し、コラーゲンはタンパク質です。コラーゲン自体はコレステロールとは関係がありません。しかし、摂りすぎた栄養は脂肪になり、体に蓄積されます。コラーゲンを多く含んでいる食べ物には、肉やウナギがあげられます。コラーゲンが多いというのは魅力的ですが、カロリーや脂肪が多い食事には気を付けてください。