【彼氏・彼女別】酒乱な人の原因と心理と対策・診断項目
体調が悪い
お酒を毎日の用に飲んでいる方は、知らず知らずのうちに体調が悪くなってしまうことがあります。仕事が終わったら飲む、子供が寝た後に飲む、といったことが習慣化している人によくあります。
しかし、お酒を飲みすぎることが体に悪いことは周知の事実です。体調も悪くなってしまうでしょう。そのような状態でさらにお酒を飲むことによって、自分では想像もつかないような行動に出てしまうことも多いです。 体調が悪いときにお酒を飲みすぎてしまった結果、行動が乱れてしまい、それが酒乱への入り口になることも多いです。性格
一方、酒乱はその人の元々の性格にも大きく関係しているとも言われています。元々の性格が攻撃的な人や、暴力的な人というのは、それだけ酒乱にもなりやすいです。
また、攻撃的などではなくでも、自制心があまり効かないような人は、危ないと分かっていてもお酒をやめることがなかなかできないため、飲みすぎてしまった結果、周りを傷つけてしまうということも多いです。遺伝
遺伝性の病気が親から子へと遺伝するように、酒乱についても親から子へ遺伝しやすいとも言われています。もちろん、必ず遺伝するというわけではないですが、父親か母親のどちらかが酒乱という方は、自身もお酒の飲み方について注意した方が良いでしょう。今まで何もなくても、ある日突然何かをきっかけに酒乱になってしまうこともあります。
脳から見た酒乱
酒乱の原因は、今まで見たような原因だけでなく、「脳」にあるという考えた方もあります。そこで次は、酒乱の原因を脳から見ていきましょう。
1 前頭葉がアルコールで麻痺する
お酒の効果として、アルコールにより脳が麻痺することは一般的に知られています。中でも、アルコールによって最初に麻痺するのは、「前頭葉」と言われています。
前頭葉は知性や理性を司っている部位であり、自分の中にある情報を管理している部位でもあります。要は、みなさんの行動のブレーキになっているのが前頭葉ということです。その前頭葉がアルコールによって麻痺するということは、どのようなことが起こるか想像つくでしょうか。 理性などのブレーキが利きにくくなりますから、感情を抑えることができなくなり、いきなり怒り出したり、泣き出したりします。まさに酒乱の方の行動にぴったり当てはまるのではないでしょうか。酒乱の原因には、この前頭葉の麻痺が大きな影響を及ぼしています。2 海馬が麻痺して記憶がなくなる
確かに、暴れられることなども非常に迷惑ではありますが、酒乱の人の何が厄介かというと、暴れたり騒いだりしたことを、自分が「覚えていない」ということではないでしょうか。つまり記憶がないということです。
記憶がないため、自分がやらかしてしまったという自覚を持つことが難しく、酒乱を改善する気持ちになりにくいです。その結果また問題を起こしてしまう、という負のスパイラルに陥ってしまいます。 この「記憶をなくす」というのは、脳の部位では「海馬」が大きく関係しています。海馬は、短期的な記憶を管理する部位であり、アルコールを摂取することによって、海馬が麻痺してしまうことも分かっています。その結果、記憶をなくしてしまい、暴れることを繰り返したり、外で寝てしまったりするということです。3 交感神経の緊張によりさらに酒乱に
先ほど説明したとおり、適度にお酒を飲むことは、神経をリラックスさせたりするため体に良いとも言われています。しかし、飲みすぎることによって、交感神経を緊張させる効果があることも知られています。
交感神経が緊張すると何が起こるのかというと、簡単に説明すると「興奮状態」になります。人間には、交感神経と副交感神経がありますが、交感神経が発達すると興奮状態に、副交感神経が発達するとリラックス状態になります。そのため、お酒は飲みすぎると交感神経を緊張させ、興奮状態にする効果があります。 興奮状態になると、副腎からアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンが分泌されやすくなります。このようなホルモンが大量に分泌されることによって、情緒が不安定になりやすく、理性のタガも外れやすくなってしまいます。その結果、酒乱になり、暴れてしまうということです。お酒の飲みすぎは、神経にも影響を及ぼします。酒乱で離婚になることはあるのか
酒乱の人とはなるべく一緒にお酒を飲みたくないでしょう。しかしまだ、見ず知らずの人や、友達、会社の人が酒乱であるだけであれば、飲みに行くことを避けたり、夜に合わないようにすれば、自分に影響が出ることは少ないと言えます。
しかし、もし旦那さんや奥さんが酒乱である場合、もちろん避けることはできないですし、家で飲まれてしまったら、危なくて近寄ることもできません。かといってお酒を取り上げることも逆効果になってしまうことが多いです。