酒乱の特徴
みなさんは、「お酒」は好きですか。毎晩お酒を飲まないと寝られないという人も多いのではないでしょうか。「お酒は百薬の長」という言葉がありますが、お酒は適度な量飲むことができれば、ストレス解消にもつながりますし、健康に一役買ってくれると考えられています。
しかし、良い面もあるお酒ですが、お酒を飲むことによってトラブルを起こしてしまったり、トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。芸能界やスポーツ界にも、お酒のトラブルが原因で謹慎や引退に追い込まれてしまった人も数多くいます。 特に怖いのが、お酒を飲むことによって「酒乱」になってしまう人です。酒乱とは、お酒を引き金にして、暴れだしてしまったり暴力的になったり、普段とは人が変わってしまうことのことを指します。酒癖が悪いとも言うでしょう。 酒乱であることが周りに知られてしまうと、一緒にお酒を飲んでくれなくなったり、避けられるようになってしまうことも多々あります。そこで今回は、酒乱の原因から治し方まで、酒乱について詳しく紹介します。自分の身の回りの酒乱の方に悩んでいる方や、自分自身が酒乱で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。飲むと人が変わる
まずは、酒乱の人の特徴について紹介します。下記のような特徴に当てはまるかどうか考えてみてください。
「お酒がなければいい人」、酒乱の人はこのような表現をされることが多いのではないでしょうか。普段は、ある程度いい人、穏やかな人と評価されている人が、お酒を飲むと全くの別人になってしまいます。 いつの間にか飲みすぎてしまい、周りが止めたとしても一向にお酒をやめず、気付いたころには泥酔していることもしばしばあります。酒乱になる人は、決まってお酒に飲まれてしまっています。お酒の席の記憶も、ほとんど残っていないでしょう。喜怒哀楽が激しくなる
お酒を飲むと、感情表現が豊かになる人はたくさんいます。泣き上戸や笑い上戸、怒り上戸など、さまざまな種類があります。しかし、酒乱の人は、お酒の飲み始めは笑っていたのに、突然怒り出すというケースが多いです。
また、同じ話を繰り返してする、というのも酒乱の人の特徴です。「この前聞いたよ」と本人に伝えたとしても、それが本人に理解されることはないでしょう。また、その話を無視したりすると、突然怒り出してしまったりで、手が付けられないということも多いです。見境がなくなる
酒乱の方は、お酒を飲むことであらゆることに見境がなくなってしまう人が多いです。今までは理性で抑えられていたものが、お酒によってタガが外れるのでしょう。具体的には、
・お酒を人に飲ませる ・人の悪口を言う ・性にだらしくなくなる
などが挙げられます。お酒に酔うと服を脱ぎだす人なども見たことがある人は多いのではないでしょうか。攻撃的になる
酒乱の方で、もっとも厄介なのは「お酒を飲むことで攻撃的になる人」です。目が座ってしまい、あらゆる人に絡み、暴言を吐きまくる人も多いです。誰かがお酒を取り上げようとすれば、それは火に油を注ぐようなものです。ますます攻撃的になり、暴力をふるう場合もあります。
まだ身内で収まっているのであればいいのですが、外で飲むと他のお客さんとトラブルを起こすこともしばしばです。酒乱が原因で警察にお世話になったことのある人もいるのではないでしょうか。酒乱になる原因
それでは次は、酒乱になってしまう原因について考えてみましょう。酒乱になる原因は、必ずしも1つに絞ることができず、いまだに分かっていないことも多いです。多くの原因が考えられますので、どれか当てはまるものがあるのかどうか考えてみてください。
遺伝子
正式な名前ではありませんが、「酒乱遺伝子」というものが存在します。酒乱遺伝子とは、アルコールを早く分解する能力のことを指しています。お酒が強い人というのは、酒乱遺伝子を持っている可能性が高いと言われています。お酒が弱い人は、酒乱遺伝子を持っていないことが多いです。
お酒が強い人は、弱い人と比べてどんどんお酒を飲むことができるので、飲めば飲むほどテンションが上がり、気分も良くなり、最終的に暴力的になってしまうことも多いです。お酒が弱い人は、アルコールを早く分解することができないため、どんどん飲んでいるとすぐに気持ち悪くなってしまい、動けなくなります。 もちろん、「お酒が強い=酒乱」ということではありません。お酒の飲み方が上手な人もたくさんいます。しかし、あくまで酒乱遺伝子という観点から見ると、お酒が強い人の方が酒乱になる確率は高いということです。ストレス
普段から慢性的なストレスを抱えている人も、酒乱になってしまう人も多いと言われています。例えば、仕事がうまくいかない、対人関係の悩み、家族に不満があるなど、自分ではすぐに解決できないようなストレスを長期にわたって抱えていることが多いです。
誰かに相談したとしても、なかなか解決することができず、何も変わらない毎日が続くと、逃げ場がなくなってしまい、お酒に飲まれてしまうというのはしょうがないことなのでしょう。