【彼氏・彼女別】酒乱な人の原因と心理と対策・診断項目

離婚は、協議離婚のようにお互いの納得を得て離婚する場合は別ですが、一方的に離婚する場合は一定の理由が必要とされています。それが載っているのが、「民法770条1項」です。ここには、夫婦の一方が離婚の訴えをする場合の事由がいくつか定められています。具体的に紹介すると、

1　配偶者の不貞行為（異性との遊びと考えてください） 2　悪意の遺棄（食事・生活費を与えられないなど） 3　生死が3年以上分からない（震災・戦争など） 4　強度の精神病にかかり、回復の見込みがない 5　その他婚姻を継続できない事由がある

この5つに大別されています。具体的な文言として「酒乱」という言葉が載っていないことは分かっていただけるでしょう。つまり、酒乱だから離婚ということにはなかなかなりにくいということです。 しかし、配偶者が酒乱であることによって、自身もストレス障害を抱えてしまうなど真剣に悩んでいる方は多いです。そこで利用するのが5番目の「その他婚姻を継続できない事由」です。 ここには、最近増えている「DV」などが当てはまります。そのため、酒乱の方がお酒を飲んだりして配偶者に暴力を振ってしまった場合、この条文を理由に離婚請求する・されることがあるということです。 また、具体的な暴力がなくてもこの条文を使うことができます。理由としては「性格の不一致」ということになるでしょう。例えば、自分は全くお酒を飲まないけど、配偶者はものすごい量飲む上に、飲むと性格が変わるといった場合は性格の不一致と言えるでしょう。 しかし、性格の不一致に関してはある程度の乖離が必要になってきますので、「それくらいなら我慢しなさい」や「お互いにここを改善してやり直しましょう」と裁判所や調停員に言われることもあります。

離婚をすると気になるのが「慰謝料」でしょう。テレビで芸能人の離婚などを見ていると、何千万といった慰謝料を払っている場合がありますが、一般の方でそのような額の慰謝料になることはほとんどありません。

DVなどにより離婚になったとしても、その治療費に加えて100万円から300万円というところでしょう。性格の不一致として離婚した場合は、慰謝料がない場合もあります。財産分与などをしっかりしましょう。

酒乱は、夫婦関係だけでなく、恋人関係にも大きな亀裂をもたらすことが多々あります。普段は温厚で優しい彼氏や彼女が、お酒を飲むと人が変わったようになり、とてもじゃありませんが付き合っていけないと考えてしまう人もいるでしょう。彼氏や彼女が酒乱の場合は、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

別れたいと思っているのであれば別ですが、やっぱりその人とうまくやっていきたいと考えているのであれば、なるべく早い段階で彼氏や彼女としっかりと話し合うようにしましょう。後回しにしていると、暴力などいつかあなたにも大きな影響があることも考えられます。

もし、真剣に話をしても、相手にお酒をやめる・控えるといった改善の兆候が見られないのであれば、すっぱりと別れるようにしてください、もし、暴力などがあなたに向いて、傷つけられてから後悔しても遅いです。

ここまで読んで、もしかしたら自分は酒乱だと思っている方は、治したいと思っているのではないでしょうか。そこで次は、具体的な治し方を紹介します。

ここでも何回か紹介しましたが、酒乱の方のほとんどは自覚がありません。もちろん、のんでいる時の記憶がないこともその一因でしょう。そこで、酒乱を治すには、自分が酒乱であるということを自覚することから始める必要があります。

例えば、自分が参加している飲み会の席などを動画に収めてもらって、それを後で見返してみましょう。あまりの変わりっぷりに唖然とすることもあるでしょう。 そのような自分の姿をしっかりと理解することができれば、自然とお酒を飲む量は少なくなりますし、コントロールするようになります。失敗を繰り返す前にぜひ1度試してみてください。

最後は酒乱かどうかチェック項目を用意しました。自分がいくつ当てはまるか考えてみてください。

・お酒の席には毎回参加する ・お酒で記憶をなくした経験がある ・お酒でストレス発散できていると思っている ・お酒が原因で恋人に振られたことがある ・お酒の席で気づいたら周りに人がいなくなっていることがあ ・飲み会の次の日は、みんながよそよそしい ・家でも毎日飲む

多くあてはまるものがある場合は気をつけましょう。