【男女別】行き遅れの人の特徴・行き遅れだと言われる年齢

昔は「25日過ぎの売れ残りのクリスマスケーキ」などと、行き遅れの女性を揶揄することがありました。24日のクリスマスケーキ、つまり24歳までの女性は需要が多いけれど、25歳を過ぎたら需要がなく行き遅れ、という意味です。

しかし時代は流れ、現代の日本において平均初婚年齢は男性が31歳、女性が29歳となっています。晩婚化が進んでいるのは一目瞭然です。そのため、25歳以上は全員売れ残りなどと揶揄されることは最早ないでしょう。 では一体何歳になったら行き遅れだと言われるのでしょうか。現代における行き遅れだと言われる年齢について確認しておきましょう。

アラサーの定義はさまざまです。英語のaroundの意味どおり、30歳あたりをアラサーと呼ぶ人もいれば、四捨五入方式で25歳～34歳までの10年間をアラサーと呼ぶ人もいます。25歳を過ぎたら突然アラサーの仲間入りというのもおかしな話ですが、そのように位置づけている人も少なくありません。

平均初婚年齢を軸に考えると、行き遅れ感を感じやすくなるのはやはり30歳頃でしょう。30歳は大きな節目となる時期です。20代はひとくくりで若いとされていましたが、30代に突入すれば体力の衰えなどを自覚することも珍しくなく、それが結婚を焦り始める原因の一つとも言えるでしょう。 結婚を焦り始める頃に結婚できない、それが行き遅れと言われ始める時期です。よって30歳あたりがそれに当たると言えます。

アラフォーを40歳前後と位置づけても、35歳～44歳の間だと位置づけても、どちらにしても残念ながら、世間ではこの年代の未婚の人を行き遅れと呼んでいます。

特に未婚のアラフォー女性への風当たりは強いです。35歳以上での出産を高齢出産と呼ぶため、結婚していない＝子供を産めない、という図式が成り立ち、行き遅れ感が強く感じられるせいもあるでしょう。女性は子供を産むための機械ではないのできわめて失礼な話ですが、実際子供を産めるのは女性だけです。そのような期待を持たれるのも、ある意味仕方ないと言えるでしょう。

婚期を逃し、行き遅れた人の末路とはどんなものなのでしょうか。行き遅れた人の末路を考える前にまずは、行き遅れの人と独身主義者の違いを確認しておきましょう。

行き遅れとは、婚期を逃し結婚したくてもできない人のことを指します。一方独身主義者は、もともと結婚する気のない人のことです。両者は「未婚」という状況は同じでも、人生やその末路は大きく異なってくるでしょう。

もともと結婚する気のない独身主義者は、老後のことまで考えて人生設計をしています。理想とする老後の暮らしがあり、その準備をそつなくこなしています。例えば、仕事でキャリアを積んで退職後は悠々自適に生きるだとか、気の合う仲間と楽しく過ごすだとか、見通しをもって日々の暮らしを営んでいます。

よって独身主義者の末路は明るいものになることが多いでしょう。十分なお金や、広い交友関係によって、不自由さや寂しさを感じることはほとんどありません。

一方行き遅れの人には、特に人生のプランがありません。いつか結婚するものだとばかりに、仕事にそこまで情熱を注いでいなかったり、長く付き合っていけるようにな交友関係を積極的に作っていなかったりします。

そうなると、ある一定の時期を過ぎると会社では、女性の場合「お局さま」と呼ばれたり、男性の場合は、所帯をもっていないことで一人前とみなしてもらえなかったりします。キャリアを積んでこなかった人は十分な蓄えもなく、老後に金銭的な苦労を強いられることも少なくありません。 またプライベートでも遊べる友人や仲間が次第に減っていきます。それぞれが結婚をし家族を持つため、行き遅れの人に時間を割くことができなくなるからです。家族を持った人は基本、家族単位で行動します。よって行き遅れた人の末路は、寂しく惨めなケースが多いと言えるでしょう。

普段強がっていても、行き遅れたことを後悔することは多々あります。行き遅れたことを後悔する瞬間とは、どのような時でしょうか。

子供好きの男性女性は、子供が欲しくなった時に行き遅れたことを後悔することになるでしょう。基本子供は一人で生むことができません。子供を持つためには結婚をしておく必要があります。

また女性は高齢出産と呼ばれる35歳ごろになると、急激に赤ちゃんが欲しくなることが往々にしてあります。これは本能的な欲求だと考えられています。街で赤ちゃん連れの女性を見かけると、自分の姿をそこに投影して、何とも物悲しい気持ちになる行き遅れ女性も少なくありません。