ハイエース盗難被害保険金はどうなる?
「ハイエースが盗難されても、車両保険に入っているから全損対象で保険で次の車を」と思っている方も多いと思いますが、盗難された車の持ち主が、車両保険に加入してしていた台数が500台あったとしても、実際車両保険が全額払い戻されたのは、そのうち10%程度の50台位というのが現実です。
車両保険に加入していても、盗難全損扱いにならない場合があります。盗難での車両保険の支払い条件は「無過失」であることです。「無過失」とは、ドライバーや所有者に過失が全くない場合のみなのです。 例えば、家の前について荷物を下ろしているほんの数分キーをしたまま離れた時の盗難では、所有者の過失扱いになり車両保険は支払われなかったり、エンジンをかけたまま家の忘れ物を取りに行っている隙に盗難されても、エンジンをかけたままでいた持ち主の過失となり、車両保険の支払いはされません。ハイエース盗難画像・ニュースまとめ
いくら最新のイモビライザーを搭載したところでも、すぐにイモビカットなどが作られ盗難被害の減少が少ないハイエースですが、つい先日も神奈川県で楽器を大量に積んでいたハイエースの盗難事件が発生したばかりです。
神奈川県内では、今年に入って100件以上のハイエース盗難が発生していて、ハイエースばかりを狙った窃盗団の犯行である可能性が高いと言われています。また、2017年7月にも茨城県の窃盗団が逮捕されたばかりで、関東近県でハイエースばかりを狙い、136件の犯行を犯し被害総額2億1,250万円相当の車両やナンバープレートを盗んで転売していたことが発表されました。 2016年11月には、関東を中心にハイエースの盗難を繰り返していた窃盗団が逮捕され、被害数は100台以上被害総額1億円近いと言われ、ニュースなどでも窃盗団の仕業と多く取りだたされました。盗難されないための対策を
「世界に人気のハイエースだから盗難が多い」ことが良くわかりましたが、では指をくわえて盗難されるのを見ているだけでよいのでしょうか。盗難されても泣き寝入りは出来ません。盗難団のターゲットになっている場合は、やはりそれなりの所有者の対策も必要になります。
1日の乗り納めの時は、ハンドルロックをかけておくとか、エンジンをかけたままやドアを開錠にしたまま車から離れないなど、自分なりの盗難対策を日頃から行っておくべきでしょう。 中古車のオークションなどでもハイエースは外国人からとても人気があり、ハイエースなら例え年式が古くても、距離が過走行でも高額で取引されることが多いほど、人気がある車です。ハイエースは、商業車としてもとても人気がある車です。同じ位、盗難団からも人気と高い車だと言えます。所有者の方は用心には用心を重ね気を付けましょう。