下肢の場合
下肢の場合のリンパドレナージを説明していきます。
①肩を後ろ回しに10回まわします。 ②鎖骨の上にあるくぼんだところに手を当てて回します(10回) ③お腹のマッサージをします。 ⑴お腹全体を時計回りに優しくさすります。(10回) ⑵左右の脇腹に手を当ておへそに向かって引きます。(10回) ⑶お腹を使った呼吸(腹式呼吸)を5回行います。 ④脇の下に手を入れ20回まわします。 ⑤お尻の横側から脇の下まで軽くさすります(10回) ⑥お腹の下から脇の下に向かって軽くさすります。 ⑦お尻から脇の下に向かって軽くさすります。 ⑧足のマッサージをします。 ⑴太ももの外側を膝からお尻の横側まで上に向かってマッサージをします。 ⑵太ももの前側を内側から外側に向かいマッサージをします。 ⑶太ももの後ろ側を後ろ側から外側に向かいマッサージをします。 ⑷膝をマッサージします。 ⑸膝裏のくぼんだ部分を上に向かいマッサージします。 ⑹スネの部分を足首から膝ま上に向かいながらマッサージをします。 ⑺後ろのふくらはぎをかかとから膝裏まで上に向かってマッサージをします。 ⑻くるぶしの周りを上に向かってマッサージします。 ⑼足首を回します。 ⑽足の甲を上に向かってマッサージします。 ⑨足の指までマッサージできたら④まで反対にマッサージします。
上肢の場合
腕など上肢に浮腫がある患者さんのリンパドレナージの方法を説明します。
①〜③は下肢の場合と同じです。 ④浮腫がある方の足の付け根に手を当て20回まわします。 ⑤浮腫のある方の脇の下から足の付け根まで軽く10回さすります。 ⑥浮腫のない方の脇の下に手を当て20回まわします。 ⑦浮腫のある方の方から胸を通って浮腫のない方の脇の下まで10回軽くさすります。 ⑧浮腫のある方の上肢のマッサージを5回します。 ⑴肩の前と後ろを上に向かってマッサージします。 ⑵腕の外側を肘から肩まで上に向かいマッサージをします。 ⑶腕の前を内側から外側の上に向かいマッサージをします。 ⑷腕の後ろを内側から外側の上に向かいマッサージをします。 ⑸肘のくぼんでいる部分を上に向かって10回と肘に向かってマッサージします。 ⑹腕を手首から肘まで上に向かってマッサージします。 ⑺手、指を上に向かいマッサージし手の指先まできたら④まで反対に戻りながらマッサージします。
片麻痺がある患者さんの浮腫の看護とは?
片麻痺がある患者さんに浮腫ができた場合の看護は、基本的に浮腫がある患者さんの看護と同じですので、看護自体は上記のものを参考にしてください。
ここでは、片麻痺のある患者さんはなぜ浮腫になりやすいかを説明します。片麻痺のある患者さんは、麻痺の部分の筋肉が動かなくなります。動かなくなると筋肉が衰えていきます。 筋肉が衰えると静脈に流れる血液が戻りにくくなり末梢にうっ血が起こります。そのため、水分が組織に排出され浮腫となります。
また、麻痺がある患者さんは拘縮がひどい人もいます。腕や足など拘縮した部分は動かさない時間が長くなるため湿潤し清潔を保ちにくくなるため浮腫になることもあります。浮腫のある患者さんの看護
以上で浮腫のある患者さんの看護について紹介してきましたが参考になったでしょうか。
患者さんに浮腫ができると他の病気を誘発させたり悪化させてしまうこともあるので注意したいです。ここでも看護ケアについて紹介してきましたが、この記事が全てではありません。ここで紹介したものもごく一部だと思い参考にしていただけたら幸いです。 患者さんのためになる看護を提供できるよう頑張りましょう。今の職場は自分に合っていますか?
看護師に憧れて就職してみたけど、 「看護師を辞めたくてしょうがない...」 「なんでかわからないけど、今の仕事が辛い...」 と、思い悩んでいませんか?
スパゲッティにも、仕事がつらいという悩みや人間関係についての相談の声がよく寄せられてきます。「いまのままでいいのかな...?」 みなさん、不安を抱えながら働いているようです。。
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