看護師の採血のコツ|角度/翼状針/小児/子供/ラット

仕事ノウハウ

ランセット

ランセットとは、指に針を刺して血液を出す針です。使いやすい形で、誰でも簡単に使うことができます。血管に入れなくてはいけないという事はないので、看護師も安心して使うことができます。

血液量が少しで良い場合に使われます。ただ、毎日でも同じ場所ばかりに刺していると、皮膚が固くなったり厚くなったりし、採血がしにくくなります。このため、様子を見ながら別の指に刺すようにすることがコツです。 使い切りなので、1度針を刺してから血液が出なかったとしても同じものは使わないようにしましょう。

手背

採血をするために、腕にある血管が最初に選ばれることが多いですが、手背に針を刺すことがあります。それは、次のような事から手背が選ばれます。

・何度も腕の血管に刺していたために痛みがある ・血管が見つかりにくい ・太い血管が見つからない

成人であれば、何度も同じ腕に針を刺し採血することが多いです。同じ血管に針を刺しすぎると、血管が疲れてしまいます。休ませるためにも手背にしたり、肥満体質だと血管が見えにくく手背にしたりします。 また、小児の場合には短時間でも腕を伸ばしたまま採血をすることは難しく、血管も大人のようには太くありません。このため、よく見える手背にある血管に針を刺します。 患者さんやその時の状況によって、採血する場所を変えるのもうまく採血するコツです。

小児の採血のコツ

看護師の採血のコツ|角度/翼状針/小児/子供/ラット

小児の場合、血管が細く点滴をするために腕の血管はきれいな状態でないといけないという場合など、手背やランセットで指から採血したり足底採血と言って踵に針を刺し採血したりすることがあります。

小児の場合には、痛みに我慢できずに泣いてしまう子もいるので話しかけながら素早く採血を行うのがコツです。もしも、暴れてしまうようなことがあれば他の場所に針が刺さってしまう危険もあるので、暴れそうな時には抑制することも1つの手です。 また、血液を出さなくてはと力強く絞ってしまいそうになりますが、強く絞ると逆に血液が出ません。出たとしても、ストレスから採血の結果に大きく影響して正しい値が出ません。

ラットへの採血のコツ

看護師の採血のコツ|角度/翼状針/小児/子供/ラット

看護師として働いていて、なかなかラットに採血をする機会は少ないですが、実験のためにすることもあります。採血の方法として、頸静脈から採血する方法と尾静脈から採血する方法があります。

では、それぞれの採血方法のコツをみていきましょう。

頸静脈

一般的に多い採血としては、頸静脈に採血をするという方法です。人と同じように、麻酔など薬を使わずに刺すことができ、必要時に何度も同じ場所を刺すことができるために選ばれやすいです。

採血をする前に、静脈を見えやすくするために毛を剃らなくてはいけません。そして、後ろ足を伸ばして関節を抑えると血管が見えます。そこに針を刺すことでスムーズに採血ができます。

尾静脈

頸静脈と同じように、何度も同じ場所を刺すことができるために頸静脈の次に選ばれやすいです。ただし、頸静脈に比べると採れる血液の量は少ないですので、多くの血液を採らなくてはいけない場合には向いていません。

しっぽにある尾静脈に針を刺して、血液を採取します。

採血を受ける時のコツ

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