感染予防における看護計画の立て方・指導の仕方・環境整備

仕事ノウハウ

感染が起こる原因とは?

感染予防における看護計画の立て方・指導の仕方・環境整備

病院では、感染予防のための観察が必要不可欠です。感染予防について知る前に、まずは感染が起こる原因を理解しておかなくてはいけません。

感染が起こる原因は、わかりやすく説明すると感染源があり、それが感染経路をたどって人の身体に入ることで、感染が起こりやすくなることです。感染源は、人から人のことが多いです。 例えば、風邪をひいている人の傍にいることで自分もうつってしまうことがありますが、この場合には、風邪をひいていた人が感染源です。 感染経路は傍にいたことによる飛沫感染です。そして、そのまま菌が体内に入ることで、菌と戦う力がなくてはそのまま感染してしまい風邪をひいてしまうという流れになります。

感染経路について

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感染経路には種類がありそれによって看護や感染予防の方法が違ってきます。感染経路の種類は、接触感染・飛沫感染・空気感染の3つがあります。この他にも母親から胎児や新生児に感染を起こす母子感染もあります。

この中で身近に起こりやすいのは、接触感染・飛沫感染・空気感染の3つです。それぞれを詳しく紹介します。

接触感染

接触感染とは、皮膚や粘膜に菌が直接つき、その菌が何かの拍子に口に入り感染してしまう事で起こります。直接触れるものとしては、ドアや手すり、ボタン、握手をした時など手が触れるものすべてです。このすべてに菌がある可能性が高いと言えます。

この他にも、HIV感染や菌を持つ犬や猫などの動物に噛まれたり引っかかれたり、触ったり蚊やダニなどに刺されて感染を起こすこと事もあります。

飛沫感染

飛沫感染とは、人と話をしている時に咳やくしゃみ、話をしている時に飛んだつばなどが飛び体内に入ることで感染を起こします。

主な疾患としてインフルエンザや風邪、おたふく風邪などがあり、これらはこの飛沫感染によって起こります。

空気感染

空気感染も飛沫感染と似ていますが、飛沫感染のように傍にいることで感染するのではなく、菌を持っている人が傍にいなくても空気中に菌が残っていることでその菌が体内に入り感染します。

主な疾患としては、ノロウイルスや結核菌などがあります。

感染予防について

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