洗髪とは
洗髪とは、髪の毛を洗うことを意味します。洗髪の目的としては、髪の毛や頭皮の清潔を保持する目的で行われます。洗髪をしないまま放置しておくと、皮脂や汚れによって痒みなどが引き起こされます。
髪の毛や頭皮の清潔を保持する目的であるとはいっても、爪を立ててごしごしと洗い過ぎると、皮膚を傷つけてしまうので注意するようにしましょう。今回は、看護師が行う洗髪の目的や洗髪の方法についてご紹介していきます。看護師が行う「洗髪」とは
看護師が行う洗髪とは、病院や自宅などで自分の力で髪の毛を洗う人ができない人に対して、髪を洗う援助を行うことを意味します。髪の毛や頭皮を清潔にする目的もありますが、認知機能の把握や皮膚障害の予防など看護師が行う洗髪特有の目的もあります。
看護師が行う洗髪は、通常の洗髪とは目的や方法が異なるので、適切な目的や手順を把握して援助を行っていくようにしましょう。洗髪を行う目的
洗髪の目的は、髪の毛を洗って清潔を保持するという目的だけではありません。洗髪を行わずに頭皮を不潔なままで放置すると、皮膚障害や抜け毛の原因となります。また、悪臭の原因になり、患者さんのモチベーション低下に繋がります。
何も考えずに洗髪を行うのではなく、洗髪の目的を知った上で行うようにしましょう。洗髪を行う目的についてくわしくご紹介していきます。目的1:「清潔を保持する」
洗髪を行う一番の目的は、頭部の清潔を保持することがあげられます。毛髪や頭皮には、寝ているだけであっても皮脂や汚れが付着しています。そのため、体だけでなく髪の毛もしっかり洗って清潔を保持する必要があります。
髪の毛の皮脂や汚れを放置しておくと、悪臭の原因になるだけでなく、皮膚障害を引き起こす可能性があります。洗髪は定期的に行い、清潔を保持できるようにしましょう。目的2:「頭部の血行を促進」
洗髪の目的として、頭皮を刺激して頭部の血行を促進させることがあげられます。頭皮の血行が促進されると、首や肩のコリがほぐれるだけでなく、抜け毛予防にもなります。
頭皮が青白く透き通って見える皮膚であれば、正常な頭皮ですが、黄色がかっていたり、赤みがある場合は、血行が悪くなっています。フケや抜け毛、皮膚障害に繋がるので注意が必要です。頭皮の色が悪くなっている場合は、洗髪による頭皮マッサージで頭皮の血行を改善しましょう。