閉塞性動脈硬化症における看護計画の立て方|目標/看護過程

仕事ノウハウ

閉塞性動脈硬化症とは

閉塞性動脈硬化症における看護計画の立て方|目標/看護過程

人は全身に血管があり、血管を介して必要な栄養や酸素を全身に送っています。ですが、閉塞性動脈硬化症となると、手足の血管の動脈にコレステロールなどがたまることで硬化することによって血管が狭くなったり、閉塞し詰まってしまったりします。

そして、血管の流れが悪くなります。すると、手や足先に必要な栄養素や酸素を送ることができずに手足がしびれたり、冷たくなったり場合によっては痛みや潰瘍、壊死などを起こしたりすることがある障害が表れることもあります。

閉塞性動脈硬化症における看護目標の決め方

閉塞性動脈硬化症は、生活習慣によって起こることが多いです。些細なケガをすることで、健康な人であれば自然に完治しても閉塞性動脈硬化症の患者さんの場合には、感染を起こし悪化することがあります。

場合によっては、患者さんの命にかかわることもあるので観察や適切な治療が必要となります。看護計画を立てる前に、閉塞性動脈硬化症の看護目標を決めます。看護目標を決めることで、患者さんの状態改善の目標になります。 閉塞性動脈硬化症の看護目標としては、感染症を起こしていない患者さんであれば「感染症を行さないようにする」ことやケガをしており感染症が疑われる患者さんであれば「感染症を悪化させない」などが大きな目標になります。 閉塞性動脈硬化症を発症している患者さんの状態に合わせて、その状態を維持または悪化しないように目標を変えます。

閉塞性動脈硬化症における看護計画の立て方

閉塞性動脈硬化症における看護計画の立て方|目標/看護過程

閉塞性動脈硬化症の看護計画を立てる時には、患者さんの情報や観察などが大切です。患者さんの状態を悪化させないように、看護計画を立てておくことで自分だけではなく他の看護師と情報を共有することができ患者さんに合った看護を同じように提供することができます。

看護計画を考える時には、観察項目・看護ケア・指導の項目にわけてわかりやすくします。それぞれの項目別に紹介します。

観察項目

観察項目では、閉塞性動脈硬化症の患者さんを看護する時に必要な観察しなくてはいけない症状を挙げます。

・しびれ感や痛みなど患者さんが感じる症状の有無 ・動脈触知で左右差や強さなどの確認 ・潰瘍や壊死の有無 ・感染症状の有無 ・皮膚の状態、トラブルの有無 ・冷感の有無

看護ケア

看護ケアとは、観察項目に注意しながらトラブルがないように閉塞性動脈硬化症の患者さんに対して看護師が看護を行っていきます。

閉塞性動脈硬化症では、清潔を維持することが大切です。そのために、手足浴などを行い清潔を保つようにします。その他にも、爪が長い場合には短くするなどケガが起こらないように予防をすることも看護です。 患者さん自身で注意できる場合は、患者さんにしてもらいできない場合には看護師が行います。

指導

閉塞性動脈硬化症の患者さんの指導としては、患者さんが自分でケガをしないようにしたり清潔に保てたりできるような方法や、退院後も患者さんが生活の中で注意できるように患者さんの生活状況に合わせて指導方法を変えなくてはいけません。

食事内容や喫煙など生活状況が良くなければ、改善するように指導しなくてはいけません。
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