閉塞性動脈硬化症の看護ケアポイント
看護ポイントとしては、患者さんの症状を把握して症状が悪化しないようにケアを行います。そのために、観察項目や状態によってどのように症状が変化していくのかを理解しておかなくてはいけません。
また、術後や退院が近い患者さんに対しては退院後の生活を安心して送ることができるように、退院後の注意点や気を付けなくてはいけないことなどを十分に指導します。看護師国家試験の閉塞性動脈硬化症についての問題
国家試験の問題として良く出題されるのは、正しい症状について正しい物を選ぶような問だったり、例文の中で使われ日常生活で気を付けなくてはいけない事を選んだりする問題です。閉塞性動脈硬化症についての症状や注意点など幅広く理解しておかなくてはいけません。
閉塞性動脈硬化症の術後看護の方法
閉塞性動脈硬化症の状態によっては、手術が必要になることがあります。その時には、人工血管の手術を行います。手術後には、術後に合併症が起こらないように看護を行うことが重要です。合併症の中でも特に、感染症には気を付けなくてはいけません。
その他にも、患者さん自身に気を付けてもらわなくてはいけない事もあります。それは、次のようなことです。・あぐらや正座などの圧迫するような体勢にならない ・関節を90度以上屈曲させない ・和式よりも洋式のトイレを使う ・余裕のある服装にする
このように、血管を圧迫しないような体勢をするように指導しなくてはいけません。閉塞性動脈硬化症を看護する
閉塞性動脈硬化症は、入院中の看護だけではなく自己管理も大切です。閉塞性動脈硬化症になったから、すぐに壊死になるなどというわけではなく対策や予防をすることで最悪な状態から回復することができます。
閉塞性動脈硬化症になっても、うまくコントロールすることができれば患者さんは毎日の生活をいつもと変わりなく過ごすことができます。看護師として、患者さんの日常生活が維持できるように看護を行わなくてはいけません。