急性期の看護の仕方・特徴・学び方|脳梗塞/精神科/うつ病

仕事ノウハウ

急性期の看護の仕方

急性期の看護の仕方・特徴・学び方|脳梗塞/精神科/うつ病

急性期とは、疾患の症状が表れて緊急で治療を行わなくては患者さんの生死に関わる事態となる時期のことです。この時期になると、患者さんにとっても不安定な時期で早急に検査や手術など必要な処置を行わなくてはいけません。

この急性期では、患者さん自身のカラダに大きな負担を与えることや精神的な不安、患者さんだけではなくその家族の精神的な不安が起こります。 看護師としても、患者さんの状態に対しての看護だけではなく精神的な看護までさまざまなサポートが必要となります。 急性期の看護として、よく挙げられる看護として脳梗塞や精神科、うつ病、心筋梗塞、脳卒中、心不全などがあります。それぞれ急性期では、どのような看護を行わなくてはいけないのかみていきます。

脳梗塞

脳梗塞とは、血管が狭くなってしまう事で起こったり脳以外にできていた血栓が飛び、脳の血管に詰まることで血流が悪くなり起こったり、高血圧によって血管の壁が変性してしまい起こることで閉塞してしまいします。

脳梗塞と一言で言っても、どのような状態から脳梗塞を起こすかは人によって違います。治療も看護も急性期なのか、慢性期なのかで変わります。 急性期の場合には、循環状態や呼吸状態、体温の変動、栄養状態の変化など状態が変わりやすいです。なので、定期的なバイタルサインの測定と、麻痺の有無や麻痺がある場合には部位と強さなども細かく観察しなくてはいけません。 また、患者さんによってはけいれんや頭痛、言語障害などその他の症状が表れることがあるので観察する時には注意しなくてはいけません。

精神科

精神科では急性期の場合、症状にもよりますが幻聴や妄想などが起こりやすく暴力的な行動に出ることもあります。そのことで、患者さんの行動を抑制しなくてはいけないこともあります。

精神科で急性期の看護としては、どのような事が起こるのかわからないので看護師は1人ではなく何人かで行うことが多いです。全身状態の観察や採血、検査などを行い患者さんがどのような状態なのかを観察します。 この時、一般的な患者さんであれば看護をすることに対して協力的ですが、精神科の場合には幻聴や妄想などで理解してもらえない事があります。なので、抑制が必要となる事もあります。 また、患者さんによっては自分で内服管理ができないこともあるので、看護師が管理を行わなくてはいけません。精神科では患者さんの症状、行動などから看護師は看護を行わなくてはいけません。

うつ病

誰でもかかる可能性があるうつ病の場合には、急性期ということはうつ病になりたての患者さんが多いです。なので、重症度は高く急性期の時の看護対応で病状が長期化するか短期間で改善するかが決まることもあります。

うつ病の患者さんに対しての看護としては、全身状態の観察だけではなく薬剤の効果の反応を確認したり患者さんとのコミュニケーションの中から患者さんの気持ちを共感したり受け止めてあげたりすることが必要です。
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