看護師が行う「洗髪」の目的・洗髪の準備や手順について

仕事ノウハウ

洗髪のコツ

洗髪のコツとしては、シャンプーをする前に髪の毛をくしでよく梳かしておくことがあげられます。洗髪前にくしで梳かすことで、髪の毛が絡みにくくなるので、シャンプーの泡立ちが良くなります。

また、ケリーパッドを用いる場合であれば、十分に空気を入れて用意しておくようにしましょう。患者さんの好みや頭の形に合わせて、空気を抜いていき調節するようにすると、スムーズに準備を行うことができます。

洗髪が苦手と感じる人は

看護師が行う「洗髪」の目的・洗髪の準備や手順について

洗髪は清潔を保持したり、皮膚障害を予防する目的があり、欠かせない援助です。しかし、洗髪を拒否する患者さんもいるので、苦手と感じている看護師さんも多いです。

洗髪が苦手と感じる人は、患者さんとコミュニケーションを取って、患者さんの好きな体位や温度で洗髪を行うようにしましょう。洗髪が苦手と感じる人の対処法についてご紹介します。

洗髪後の患者さんの笑顔を思い出す

洗髪をされるのは面倒だと嫌がる患者さんもいますが、洗髪後はリフレッシュして笑顔を見せられる方も多いです。嫌がる患者さんに洗髪を行うのは苦手という看護師さんは、洗髪後の患者さんの笑顔を思い出してみましょう。患者さんの笑顔を考えながら洗髪を行うことで、苦手も克服できます。

患者さんが好む体位をとる

洗髪は、さまざまな体位で行うことができます。患者さんが辛い体位で洗髪を行うと、患者さんが洗髪に耐えられる時間が少なくなり、患者さんだけでなく看護師も洗髪が行いにくくなります。

どの体位が一番楽であるというのは患者さんによって異なりますので、その患者さんが楽な体位を聞いて、患者さんにとって楽な体位で洗髪を行うようにしましょう。

コミュニケーションを大切にする

しっかり洗髪をしなければと感じて、無言になってしまう看護師さんもいます。しかし、無言で洗髪をされていると患者さんも要望を言いにくいので、洗髪に拒否的になってしまいがちになります。

洗髪に拒否的な患者さんがいる場合は、洗髪中のコミュニケーションを大切にして、患者さんが話しやすいように工夫しましょう。

患者さまの要望に応える

看護師が行う「洗髪」の目的・洗髪の準備や手順について

洗髪に適切な温度は40℃~41℃ですが、患者さんによっては熱めのお湯が好きであったり、温めのお湯が好きと好みが異なります。また、痒みが残りやすい部分やしっかり洗ってほしい部分も人によって違うので、苦手と感じる看護師さんも多いです。

患者さんも看護師も楽しく洗髪に取り組めるように患者さんとコミュニケーションを取って、患者さまの要望に応えるようにしましょう。

気持ちよく洗髪ができるように工夫しよう

看護師が行う「洗髪」の目的・洗髪の準備や手順について

洗髪は清潔を保持するだけでなく、皮膚病の予防や気分転換を図るなどさまざまな目的があります。しかし、洗髪は患者さんも看護師にも負担がかかりやすいため、苦手と感じている人も少なくありません。

事前にしっかり準備を行い、洗髪をスムーズに行ったり、患者さんとコミュニケーションを取って患者さんの要望に応えるようにして、気持ちよく洗髪ができるように工夫しましょう。
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