寸前
2015年がシャープの倒産の秒読みの時期でした。2011年から業績が悪化し、4年は何とか持ちこたえたものの、赤字が続き大手銀行から融資を受けるほど追い込まれて居ました。倒産の原因になったのが、シャープの日本的経営にあります。3000人のリストラをせざるを得なくなったシャープですが、リストラをする時期が遅すぎたといわれています。
シャープや日本の大手企業は、会社の経営が悪化しないとリストラはしませんが、リストラの時期が遅すぎて、経営が回復できなかったとも言われています。昔ながらの、新卒一斉採用で定年までの長期雇用という概念は通用しなくなってきています。グローバル化が進むと共に日本の社会も変化していかなきゃいけない事を表しています。秒読み
2011年からシャープの経営悪化は進み、2017年には倒産するといわれていました。シャープは多くの事業を持ちその多くの事業から少しずつ収益を得る事で成り立って今したが、中国や韓国の液晶事業の拡大により、シャープの液晶事業は、赤字に追い込まれました。つまり、韓国や中国は、日本の企業よりも安くて良い商品を開発して発売してきます。
その状態で、日本の大企業であるシャープは、「日本製」という事を売りにして、価格競争をしませんでした。その結果顧客が韓国企業のサムソンや、中国企業のハウェイなどに取られてしまい、液晶事業の拡大をしたにも関わらず、採算が得られず倒産の危機にまで追いつめられました。シャープの倒産する影響
シャープには多くの人が勤めています。会社が倒産する事により多くの人の人生が路頭に迷います。一言に倒産するといっても多くの人の人生が大きくかわることは間違いないでしょう。今後は大企業であっても倒産しない可能性はないので、会社に依存しない働き方を身に着けた方が良いでしょう。
最近はフリーランスや副業と呼ばれる会社に依存しない働き方もでてきています。会社がもし倒産しても生きられるように、違う方法も考えておく必要があります。シャープが倒産を回避する方法
シャープが倒産を回避する方法は、会社の資産（製品の製造法）を売却するか会社を売却するしかありません。その中でシャープは海外の企業に売却される道を歩みましたが、日本の会社で海外の子会社の傘下に入ったのはシャープが初めてです。シャープは台湾の企業に買収されましたが、買収後経営陣の総替えがありました。
この経営陣が変わった事で、仕事の仕方も変わりました。何よりも、海外の会社の利点は決断が速い事です。このような変化で、現在シャープの経営は大幅に回復しつつあります。日本的経営がグローバル化に対応できてないがゆえに今回のシャープの倒産事件は起きたのではないでしょうか。 台湾の社長は、日本にはない斬新的なアイデアで経営改革をしています。今後のシャープに期待です。大企業が安定ではなくなってきている
一斉就職から定年就職という概念が日本には昔からありますが、シャープのような大企業が倒産に追い込まれるほど、時代は変化してきています。シャープのような大企業に就職できれば一生安泰と言われてきた企業が安定では無くなって来ている。どんなに大きな企業でも倒産する可能性が無い事はありません。
時代は変化し続けている
