自己暗示方法・効果・危険性・おすすめの本やアプリ|言葉/鏡

自己啓発

自己暗示・催眠のかけ方

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自己催眠は、文字どおり自分で自分に催眠術をかけるということで、自己暗示と呼ばれることもあります。人は、自分を守るために悪いことを考える傾向があります。何か不測の事態が起きたときや嫌なことが起きたときに、「やっぱり」と感じることで落ち込む気持ちを少しでも軽くしようとする自己防衛のための意識が無意識で働いているためです。

しかし、悪いことを考えていると物事は本当に良くない方向に進んでしまいます。逆に自分にとって良い暗示をかけることで自信が生まれ、物事が良い方向に動き出します。そういった意味でも自己暗示をかけ、自分に自信を持つことは大切なことだと言えます。

元々はフランスのリンドラーという心理学者が発明した「鏡による暗示法」で、数多くの成功者が実践している有名な方法です。

鏡に映った自分に向かって自分に自己暗示をかけます。鏡に映った自分に向かって「私はタバコが嫌いになった」と言葉に出して唱え続けた結果、禁煙に成功した人や「私は人見知りが直った」と自己暗示を続けた人が人見知りを克服したなどたくさんの成功例の報告があります。 この鏡を使って自己暗示をかける方法は、誰にでも簡単にできるものですが、自分自身に向かってなりたい自分になる言葉をかけ続けることで心の持ち方や考え方を変える優れた方法です。早い人であれば2週間くらいで自分の中の気持ちの変化に気付くことができるでしょう。

潜在意識

潜在意識という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。引き寄せの法則に関する書籍もたくさん出版されており、その中に必ず出てくる言葉が潜在意識という言葉です。意識には「顕在意識」と「潜在意識」があると言われています。「顕在意識」は、起きているときに自分で考えたり、感じたりするときの意識です。「潜在意識」は、自分で意識をしていないもので「無意識」とも呼ばれたりします。

この「潜在意識」に働きかけることで現実を変えることができると言われています。

自己暗示の効果

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「潜在意識」に自分の意識を落とし込むことが自己暗示をかけるということなのですが、では自己暗示にはどんな効果があるのでしょうか。意識というとピンとこない人もいるでしょう。

しかし、人は何かを考えたり、何かを体験したりしたときに何らかの感情を感じます。例えば、「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「悔しい」「不安」「怒り」「恐れ」などです。こういった感情は「顕在意識」の感情です。自己暗示をかけ続けることでこれらの感情が「潜在意識」に伝わり自分の感情が変わります。 例えば、「人見知り」を克服したい人が「私は人見知りが直った」と言い続けることで、自分は人見知りだと信じていたものが、私は人見知りが直った、人見知りを克服したと上書きされ、人見知りが直ったと信じるようになります。その結果、実際に人と話ができるようになります。

プラシーボ効果

プラシーボ効果という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。プラシーボ効果とは、例えば、まったく薬の効果がないものをこれを飲むと絶対乗り物酔いをしないと伝えてから、薬ではないもの(例えば粉砂糖など)を飲むと本当に乗り物酔いをしないという効果を発揮させることができます。

成分的には、乗り物酔いを防止するものは含まれていないので、飲んだものに効果があったわけではありません。つまり、信じる気持ちは薬ではないものもまるで薬を飲んだような効果を発揮させてしまうということです。

自信がつく

自己暗示は、このプラシーボ効果と同じ効果が期待できます。信じるということはそれだけ大きな力があるということです。例えば、試験などのときに「絶対合格する」と信じて試験を受けた人と、「落ちるかもしれない」と受けた人では間違いなく合格すると信じて受けた人のほうが合格する確率が上がるでしょう。このときの自信に根拠は必要ありません。自分で自分を信じることができるかどうかが問題です。信じるということは、自信につながります。

しかし、人は悪いことを想定して、それに対応しようとする自己防衛本能が備わっています。そのため、いいことを考えるよりも悪いことを考える方が得意です。いい結果を期待するためには、その自己防衛本能を突破して良いことを信じなければなりません。悪いことを考えずに良いことを信じるための手段として自己暗示は最適な方法と言えます。

自己暗示の言葉のかけ方

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自己暗示の言葉のかけ方は、短い言葉で「叶った状態の言葉」をかけると良いと言われています。

例えば、「理想の体重の○○kgになりたい」ではなく過去形で「理想の体重の○○kgになった」のようにすでに願いは叶ったこととして過去形にして唱えます。ただし、このやり方には1つ大切なことがあります。どんな言葉のかけ方をするときでも、本当に自分自身が信じなければならないということです。 最初は、「こんなことをしても叶うはずがない」「自分は嘘をついている」といった感情が沸き上がってくる人もいるでしょう。叶うはずがないという気持ちや嘘をついているという感情は自信につなげることができません。 おすすめなのは、一切の感情を抜きにしてただただ念仏のように唱えることです。つまり叶えたいという願望はいったん置いておき、何も考えずに唱え続けます。これを続けていると「もしかしたら叶うかもしれない」→「なんか叶いそうな気がする」→「絶対叶えられる」と感情が変化していきます。そこに到達するまで続けることが自己暗示をかけるコツです。
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