哺乳瓶を消毒するおすすめの方法と頻度|いつまで/レンジ

ベビー・子育て

哺乳瓶の消毒のおすすめとは?

生まれたばかりの赤ちゃんは3時間おきにミルクを飲みます。ミルクあげるたびに洗浄したきれいな哺乳瓶が必要です。ミルクをあげて、哺乳瓶を洗って、またミルクの時間という具合に哺乳瓶をひっきりなしに使います。きれいな哺乳瓶はどのように保てばいいのでしょうか。今回は哺乳瓶の消毒方法とおすすめの消毒グッズを紹介します。

そもそも哺乳瓶の消毒は必要?

哺乳瓶を消毒するおすすめの方法と頻度|いつまで/レンジ

赤ちゃんは、生まれる前はお母さんのお腹の中で守られています。しかし、誕生し、母体から出ると赤ちゃんの持つ免疫力は急降下します。赤ちゃんは、お母さんから免疫は受け継いで生まれてきますが、成人した大人のようには免疫力は持っていません。そのため免疫力が少ない新生児期は大人では問題のないウイルスや雑菌でもすぐ消化不良を起こして体調を崩してしまいます。

赤ちゃんが口に触れる哺乳瓶やおもちゃなどは、体内にウイルスや雑菌が容易に入ってしまいます。ウイルスや雑菌の侵入を防ぐため、赤ちゃんにはきれいに消毒された哺乳瓶を使用する必要があります。

哺乳瓶を消毒するのはいつまで必要?

赤ちゃんは生まれてすぐ、お母さんからもらった免疫力をほぼ失います。

そのあと、赤ちゃんは1年くらいかけて出生時と同じくらいの免疫力に赤ちゃん自身の力であげていきます。赤ちゃんが1歳になった頃、赤ちゃんの免疫力は通常のウイルスや雑菌に対しては抵抗する力ができています。哺乳瓶の消毒は赤ちゃんが通常の外敵に適応できるようになった1歳頃までつづけるのが望ましいです。

哺乳瓶の消毒の頻度は?

哺乳瓶を消毒するおすすめの方法と頻度|いつまで/レンジ

赤ちゃんのミルクの回数は、新生児の頃は3時間おき、1歳になる頃でも1日3~4回はミルクを摂取します。その都度哺乳瓶の消毒は必要なのでしょうか。

哺乳瓶を使用したら哺乳瓶洗浄が可能な洗剤で食器洗いと同じように洗います。洗剤での洗浄でも十分な雑菌は取り除かれています。 しかし、免疫力の弱い赤ちゃんにはまだまだ除菌は不十分です。スポンジと洗剤で見た目はきれいに見える哺乳瓶ですが、長い哺乳瓶の底や乳首部分などちゃんと隅々まで洗えているかはわかりません。そこで消毒という手順が必要です。免疫力の弱い1歳までは、哺乳瓶を使用するたびに消毒を心がけることが必要です。 1歳以降の哺乳瓶の使用の際には毎回の消毒は必要ありません。赤ちゃんの免疫力があがっていて哺乳瓶の雑菌から体調を崩すことはほぼなく、洗剤での洗浄だけで大丈夫です。ただ数日に1回など定期的に哺乳瓶を消毒することで、洗剤だけでは不十分な菌を取り除けて衛生的に哺乳瓶を使用できます。

哺乳瓶の洗い方

哺乳瓶の消毒をする前には、哺乳瓶をきれいに洗う必要があります。哺乳瓶用の低刺激の洗剤が市販されているのでその洗剤を使用することをおすすめします。哺乳瓶用の低刺激の洗剤は野菜にも使用できる洗剤なので、万が一洗い残しがあって口に入っても問題ありません。

哺乳瓶用の洗剤をつけて、ブラシやスポンジで哺乳瓶を洗っていきます。ガラス製の哺乳瓶はナイロン系のブラシでごしごし洗っても大丈夫です。 しかしプラスチック製の哺乳瓶はごしごし洗ってしまうと哺乳瓶に傷がついて、菌の温床になってしまうため、スポンジなどやわらかめのもので洗ってください。柄のついた哺乳瓶を洗う用のブラシがありますので、哺乳瓶の底までしっかり洗ってください。

哺乳瓶は乳首部分は特に入念に洗いましょう。特殊な形状をした乳首部分なので、乳首洗浄用のブラシを使うと乳首の内側まできれいに洗えます。

哺乳瓶本体と乳首部分などパーツ部分が洗い終えたら消毒の工程に移りましょう。

哺乳瓶の洗浄で使ったスポンジやブラシもそのまま放置すると菌が繁殖してしまいますので、しっかり乾かしましょう。哺乳瓶の洗浄で使用したものは他の食品の洗浄時には使わず、他の食品と混ざらないようにして、余計な菌がつかないようにするとより安心です。

ピジョン 母乳実感 専用乳首ブラシ

哺乳瓶の乳首部分の特殊な形状にも洗いやすい、乳首専用ブラシです。赤ちゃんの口に入る哺乳瓶の乳首なので、乳首にあったブラシで丁寧に洗う必要があるためとても便利です。

最初買ってなかったんですが哺乳瓶の乳首を洗う時に綺麗に洗えなかったため購入。 綺麗に洗えて、安心です!

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2OJ56D842T8... |

哺乳瓶を消毒するおすすめの方法

哺乳瓶を消毒するおすすめの方法と頻度|いつまで/レンジ

哺乳瓶の消毒方法は具体的にどのような方法があるのでしょうか?哺乳瓶の消毒方法には大きく分けて3タイプあります。消毒液を使用するタイプ、熱湯消毒するタイプ、スチーム消毒するタイプの3タイプです。今回はこの3タイプを紹介します。

哺乳瓶を消毒する煮沸の方法

哺乳瓶を消毒するおすすめの方法と頻度|いつまで/レンジ

昔からある哺乳瓶の消毒方法は、煮沸消毒です。哺乳瓶が入るお鍋とトングがあればできるため、お金もかからずすでに家にあるものだけで消毒が可能です。

煮沸消毒の方法は、まず鍋にお水を入れ哺乳瓶と乳首がお水の中に沈むように入れます。そして鍋に火をいれて、沸騰するまで待ちます。

沸騰後5分したら哺乳瓶と乳首を取り出します。沸騰後の時間は哺乳瓶によって耐久性が変わってきますので、説明書に書いてある指示に従ってください。鍋からトングや専用のはさみをつかって哺乳瓶と乳首を取り出したら、綺麗なふきんやキッチンペーパーの上に置いて乾燥させます。乾燥後は蓋のついたケースに哺乳瓶を保管して、ほこりなどから哺乳瓶を守りましょう。

煮沸消毒は、家にあるものでできるという利点がありますが、難点もあります。使用する鍋自体が菌におかされていると、煮沸消毒しても殺菌の効果が薄れてしまいます。

料理をする鍋と煮沸消毒用の鍋を分けた方が効果的です。また、沸騰するまで時間がかかり、火をつけているためコンロを常に意識しなければなりません。育児の最中のこのちょっとした時間が意外にも長く感じられます。そして、一番の注意はやけどです。鍋やお湯も熱いですが、哺乳瓶も煮沸されてかなり熱くなっています。

少し注意が必要な煮沸消毒ですが、お手頃で始めやすいので哺乳瓶の使用頻度の少ない方にはおすすめです。

哺乳瓶をレンジで消毒する方法

電子レンジを使った哺乳瓶の消毒方法があります。電子レンジを使って、スチームによる消毒を行う方法です。電子レンジの消毒の場合、まず専用のグッズが必要です。電子レンジに対応した消毒用ボックスが市販されていますのでそちらを使って消毒します。

電子レンジでの哺乳瓶の消毒方法は、専用ボックスに説明書に従って哺乳瓶と乳首をセットします。そこに少量の水をボックスに入れます。そのボックスを電子レンジに入れてチンしたら消毒完了です。だいたい5分ほど電子レンジで加熱すれば消毒できます。

電子レンジでの消毒のメリットは、電子レンジに入れてスタートを押せばその間違うことができることです。電子レンジにまかせっきりにできます。また、消毒専用ボックスはそのまま保存ボックスにもなるため、消毒が終わり電子レンジからとりだしたらそのまま哺乳瓶置きになります。

電子レンジのデメリットとしては、専用ボックス自体も洗剤で洗う必要があるため手間は少し増えます。また、専用ボックスを買わないと電子レンジ消毒はできないため、最初に購入して用意しておく必要があります。母乳と混合ミルクにしている方など、哺乳瓶の使用頻度がある方におすすめです。

哺乳瓶を消毒液につける方法

産科の病院でも使用している消毒液での哺乳瓶の消毒の方法を紹介します。

消毒液を入れるボックスに水を入れます。そこに錠剤もしくは液状の消毒薬を入れて混ぜます。洗剤できれいにした哺乳瓶を消毒液のボックスの中に沈めます。気泡が入らないようにゆっくり哺乳瓶全体が消毒液につかるようにします。

待つこと1時間で消毒完了です。

1度作った消毒液は24時間繰り返し使えます。哺乳瓶を使用する時は、消毒液から出して水などですすがず、そのまま使用できます。消毒液なのですこしツンとした匂いがするので、匂いが気になるときは軽く流水ですすいでください。

消毒液での哺乳瓶の消毒のメリットは、なんといっても楽なことです。消毒液に入れておくだけなので、手間がありません。また哺乳瓶以外にもプラスチック系のおもちゃやおしゃぶり、マグなど高温での消毒ができないものも消毒液なら消毒可能です。

消毒液のデメリットは、まず消毒液の匂いがします。塩素系のツンとした匂いが哺乳瓶につきます。健康面には問題がない匂いですが、気になる人にはかなり気になる匂いです。また、1時間つけ置きが必要なため時間がかかります。そして、コスト面では消毒液が一番高いです。水に薄めて使用はしますが、毎日使うものなので消毒液の消耗は早いです。

1時間つけ置きが必要だったり、24時間何回か使わないともったいなかったりするため、完全ミルクの方や哺乳瓶の本数が多い方など哺乳瓶の使用頻度が高い方におすすめです。

哺乳瓶を消毒する人気グッズ

哺乳瓶の消毒には、煮沸消毒とスチーム消毒と消毒液での消毒の3タイプあります。ではどのようなグッズを使えばいいのでしょうか?人気のある哺乳瓶の消毒グッズを紹介します。

スチーム消毒用おすすめグッズ

コンビ 除菌じょ~ずα

人気ベビー用品、コンビからでている電子レンジで消毒する消毒ボックスです。哺乳瓶3本と乳首を一緒に消毒できます。乳首など小さいパーツはパーツ用の小箱が一緒についていて、その中にいれて消毒できます。容器の中でパーツがバラバラにならずに、次回使う時もすぐに授乳の準備ができます。

また、電子レンジで5分加熱するだけなので、とても簡単です。電子レンジで消毒後はそのまま保存ボックスとして置いておけます。ボックスごと電子レンジに入れるので、ボックスもスチーム消毒されて常に衛生的です。
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