素行が悪い子供の教育方法は?
子供の素行が悪いとき、大人はとても複雑な気分になるでしょう。どうやって接したらよいのか、どう教育したらいいのかと感じます。そんな素行が悪い子供の教育方法を、子供のタイプ別にご紹介しましょう。
不良の子供には同じ目線で話すことが大事
素行が悪い不良の子供を教育する方法は、上から目線で注意をしないことが大事です。そうでなくても劣とう感を抱える不良の子供は、いくら親であっても、上から「駄目だろ」だの「やめろ」と言われると、より反抗心を抱き、反抗してやりたいとの気持ちになってしまうでしょう。
反抗心を持った相手に対しては、心を開くことができず、言うことを受け入れられないことになります。ですから、不良の子供とは同じ目線で話すことが必要です。 子供と同じように椅子に座りましょう。そして、目を見ながら朗らかに会話をしてみて下さい。会話は勉強のことばかりではなく、流行の話やファッションの話、趣味の話でもいいでしょう。 子供が興味のあるものを楽しく話して、心を掴んでみて下さい。それから勉強をすることの意味を教え、将来のことなどを親身になって話してみましょう。勉強をしない子供の前で楽しく勉強する姿を見せる
勉強にまったく興味を示さない素行の悪い子供には、こんなにも勉強というものが楽しいものなんだよと教えてあげましょう。大人がまったく勉強をしないのに、子供ばかりに「勉強しろ」と言うのは、とても理不尽だと感じてしまいます。
ですから、大人の方が勉強の楽しさを知り、それを子供に伝えることが大事です。目の前で教科書の問題をスラスラと解いてみせたり、文を楽しく読んでみるなど、子供の前でやってみましょう。 そんな姿を目にした子供は「勉強がしたい」との衝動に駆られますから、自分の方から「ねえ、教科書貸して」と言ってきます。教科書を渡して分からない様子であれば「ここはこう計算をするんだよ」とアドバイスすることで、勉強をしない素行の悪い子供も心を入れ替えるでしょう。暴力では解決できないことを分からせる
人に対して暴力をふるう素行の悪い子供には、いかに暴力では解決できないかを分からせましょう。暴力をふるってばかりでは相手を怯えさせ、悲しい気持ちにするだけだと分からせます。
この暴力をふるってしまう原因は、子供が自分の気持ちを上手く伝えられないからです。ですから、上手く自分の気持ちを伝えられる方法を教えることがポイントです。手や足を先に出すよりも、まずは言葉で相手に気持ちを伝えることを教えましょう。