春雨は糖質制限に使えるのか？
春雨は実質的に低カロリーではあるけれど、糖質はしっかりとある食品だと理解していただいたと思います。そこで、それらの情報をもとに糖質制限ダイエットに本当に使える食品なのかを検証していきましょう。
低GI食品ではある
糖質制限ダイエットで絶対に覚えておくべき数値があります。それは「GI値」です。これはグリセミック・インデックス（Glycemic Index）の略でわかりやすく言えば、その食材を摂取したときの血糖値の上昇率を表した数値です。この数値が低いものは血糖値の上昇がゆっくりになりインシュリンの分泌も抑えられます。
インシュリンには脂肪を作って脂肪細胞の分解を抑えてしまう働きがあり、肥満を促す要因の一つなので、インシュリンの分泌を防ぐことがダイエットの近道となるのです。このGI値がうどんは85でそうめんが68なのに対し、春雨はなんと28となっております。驚異的な低さといえるでしょう。ゆっくりと糖質が吸収される食べ物なので、使い勝手はよいというお話もあります。糖質多めで低GIの春雨
糖質多めで低GIの春雨はダイエッターの方々からも非常に扱いに困る食品となっております。そのため意見も大きく分かれてしまっているのです。それは「糖質が多めだけど低GI値だから活用すれば問題なく痩せる！」という人達と「低GI値ではあるけれど、結局食べた糖質は吸収されているので脂肪になる確率は消えず痩せない！」という人達です。
これは非常に微妙な状況であり、ネット上でも統一見解が出ていないのでどちらが正しいのか選ぶのは無理でしょう。糖質制限ダイエットをしている人で使うかどうかを迷っているのなら、何とも言えない状況なので使わないほうがいいと思います。低カロリーダイエットをしているという人なら、使っても問題はないでしょう。なんとも判断が難しい食材なので、頼り切るのは避けてください。売られているものにも注意
低カロリーで売られている春雨食品は非常に多いです。実際に、水で増える春雨は低カロリーになるのは間違いないのですが、カップ春雨の場合は春雨がやたらと少ないケースがあります。麺が少なければ少ないほどカロリーは抑えられるので間違いない方法ではありますが、満腹感という部分では気になるところなので、要注意です。
春雨は糖質だということを理解すること
麺として食べるならまだ使い道はあると思いますし、低カロリーダイエットにも用いられるのですが、春雨サラダなどにして食べる場合は要注意です。春雨は炭水化物なので、サラダを摂取しているのに炭水化物を摂取することになってしまいます。そのため、ダイエット中の方はサラダなどには混ぜないほうがいいでしょう。
糖質制限ダイエット中に使える春雨レシピについて
低GIという利点は確かにありますので、ほかの食品で糖質をできる限りカットできるようにすれば、糖質制限ダイエットにも使えるでしょう。ここでは具体的に糖質制限ダイエットや低カロリーダイエット用にいろいろと試行錯誤をして作られたレシピを紹介します。
大満足な中華春雨スープ
食事の摂取量を減らすことができれば低糖質ダイエットの成功は一気に近づくので、空腹感が発生しないでむしろ満腹感が強いレシピを利用するのが正解となります。その方法の一つがこのように中華スープにしてしまうことです。普段全く料理をしない人にはちょっと難しいかもしれませんが、多少包丁を使ったことがあるという人なら作れるレベルですので、お勧めとなります。
ワカメと高野豆腐の春雨スープ
このようなスープにするのもいいでしょう。海藻や豆腐にはダイエットに使える栄養素が豊富に含まれているので、それらを摂取できる状況を整えることが重要になります。春雨は栄養素が少なめなので、どうしてもほかの食べ物に頼らざるを得ません。この料理のようにダイエットに使える栄養補給ができるレシピをたくさん覚えておいてください。