納豆の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の納豆はOK?

料理の知識

納豆の糖質量とカロリー、栄養素

スーパーに行けば必ず置いてある納豆。ご存知の方も多いかもしれませんが、納豆は、大豆を納豆菌で細菌発酵させた発酵食品です。ここでは、皆さんも1度は食べた事がある納豆について詳しくご紹介していきます。

納豆の糖質量とカロリー

ここでは、納豆の中でも一般的な「糸引納豆」の糖質量とカロリーについてご説明します。

まず糖質についてですが、パックに記載されている成分表をみても書かれていません。糖質量というのは、炭水化物から食物繊維を引いて算出します。糸引納豆には、100gあたり12.1gの炭水化物と、6.7gの食物繊維が含まれているため、糖質量は5.4gとなります。 また、カロリーは、100gあたり約200kcalとなります。糸引納豆にはタレやからしがついているので、合わせて食べた場合はこれよりも5~10kcal程度高くなる見込みです。一般的に、糸引納豆1パックあたりの量は約50gとなりますので、糖質量は約2.7g、カロリーは約100kcalとなります。

納豆に含まれる栄養素

納豆にはどんな栄養素が含まれるのでしょうか。栄養素とは、栄養の源となる物質で、代表的なものにタンパク質・ビタミン・ミネラル・脂質・炭水化物などがあります。この5つが、私たちが生きていくために必要不可欠な栄養素となります。

なんと、納豆にはこの5つの栄養素がすべて含まれているのです。さらに、腸内環境を整えたり、消化吸収を助ける食物繊維も豊富に含まれています。また、食物繊維には、便秘解消や高血圧・糖尿病の予防、コレステロール値を下げる効果もあります。 納豆はよく身体に良い食べ物と言われますが、摂取できる栄養素の観点から見ても一目瞭然です。

納豆のタレには注意!

納豆に欠かせないタレは、納豆の美味しさを引き立たせてくれる存在です。ではこのタレは健康に良いのかと言うと、実は少し注意が必要です。

タレには醤油のほかに「果糖ぶどう糖液糖」と呼ばれるものが入っています。果糖ぶどう糖液糖とは、別名「異性化糖」と言われ、ジャガイモやトウモロコシなどのでん粉から作られる砂糖よりも甘みの強いシロップです。このシロップは、遺伝子組み換えトウモロコシから無理に甘みを出して作り出された添加物です。 したがって、納豆1パックについているタレが1度に食べても良い上限と考え、それ以上の摂取は控えるようにしましょう。

納豆の糖質は高い?

納豆の糖質は果たして高いのでしょうか。納豆に含まれる糖質は低い、といったイメージが皆さんにはあるかもしれません。そもそも「糖質」とは何なのでしょうか。ここでは、この糖質についてもう少し詳しく触れておきます。

そもそも糖質って何?

「糖質と」聞くと甘いものが連想されがちですが、実はそうではありません。糖質は炭水化物に含まれており、代表としてご飯、パン類、イモ類があります。上記で糖質量の計算方法をご紹介しましたが、炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質にあたります。

糖質は、大きく分けて3種類に分けることができます。1つ目は、ぶどう糖や砂糖といった「糖類」、2つ目はmオリゴ糖やでんぷんといった「多糖類」、3つ目は、キシリトールなどの「糖アルコール」の3種類です。例えば、ご飯やパンに含まれるてんぷんは、このうちの「多糖類」に分類され、はちみつは「糖類」に分類されます。

納豆の糖質は他の豆類と比べてどうなの?

納豆の糖質量は、上記で説明した通り100gあたり5.4gとなります。この糖質量は、他の豆類と比べて果たして高いのでしょうか。

糖類の中で最も糖質量が多いのは、意外にもはるさめなのです。はるさめには、100gあたりなんと83.1gの糖質が含まれています。糖質量が多いイメージのあるこしあんは、100gあたり20.3gと意外にも少ないです。また、豆類の代表とも言える豆腐(木綿)は、100gあたり1.2gと、かなり低糖質な食品であることがとわかります。
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