枝豆の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の枝豆はOK?

料理の知識

枝豆のカロリーと糖質・栄養について

夏が近づいてくるとスーパーに並び始める生の枝豆。今では冷凍の枝豆も常にあり、季節問わずいつでも食べることができますが、枝豆の旬は6月~9月。やはり暑い時期にはビールと一緒に食べたくなります。おつまみとして必須な枝豆の気になるカロリーや糖質、栄養素について調べていきたいと思います。

枝豆100g中のカロリーと糖質

枝豆の100g中のカロリーと糖質・栄養素について見ていきましょう。

ゆでた枝豆のさや一つ分の可食部は約2g、カロリーは3カロリーほどです。可食部100gでは、カロリーは135カロリーほどとなります。他の野菜100g中のカロリーと比べてみると、キャベツ23カロリー、ブロッコリー33カロリー、トマト19カロリー、とうもろこし99カロリーですので、枝豆のカロリーはやや高いといえます。 また、糖質はどうでしょう。枝豆100g中では、3.9gとなっています。他の野菜では、キャベツ3.4g、トマト3.7gと、あまりひけをとらず、むしろカロリーに対する糖質量はかなり低いといえます。

枝豆に含まれる栄養素は?

枝豆の栄養素について見てみます。

枝豆は、大豆が熟成する前に収穫されたものですので、豆と野菜の両方の栄養素を併せ持った、非常に栄養価が高い野菜です。大豆と同じく多くのたんぱく質・脂質が含まれており、また大豆にはないビタミンCが豊富で、ビタミンAやビタミンB2も大豆より多いという利点があります。たんぱく質と同時にミネラルやビタミンも摂取できる優れた健康食材なのです。 枝豆を食べると期待できる効能について詳しくご紹介します。

お酒を飲む時には最適!

枝豆のたんぱく質にあるメチオニンは必須アミノ酸のひとつで、肝臓の中に入ってきた毒素や老廃物を排除して血中コレステロール値をコントロールする働きをしてくれます。また、シジミなどに多く含まれているオルチニンも枝豆にも含まれており、アルコールの分解に疲れた肝臓の力を回復してくれる働きをしてくれます。

そして、お酒を飲んだ次の日はむくみやすい、という方も多いと思いますが、枝豆はむくみ予防効果もあるのです。枝豆に含まれるカリウムは、体内の塩分を分解してくれます。 さらにカリウムは利尿作用もあるので体内の余分な塩分や水分を出す手助けをしてくれます。ビールに合うだけではなく、栄養面からも枝豆はお酒のおつまみには最適なのです。

女性の味方

また、大豆と同じ栄養素として、イソフラボンが含まれています。イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをし、女性の更年期や月経周期の乱れなどの症状に効果を発揮してくれます。イソフラボン自体に抗酸化作用がありますので、お肌のアンチエイジング効果もあるのです。ただ、過剰摂取すると逆にホルモンバランスが崩れることもありますので、適度に摂取することが必要です。

女性に嬉しい成分として、鉄分も豊富に含まれています。鉄分は貧血の予防になり、特に妊娠中の女性はより鉄分を必要としますので積極的に摂取を心掛けましょう。

夏バテ予防に!

枝豆は緑黄色野菜に分類され、βカロテンやビタミンB1、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンB群やビタミンCなどはいずれも、汗で失われやすい水溶性ビタミンです。

さらに夏は食欲が落ち、冷たいジュースや甘いアイスクリームなどをつい摂りすぎることも多いです。これらの食品は糖質がたっぷり。糖質をエネルギーに変えるために大量のビタミンB群が消費されます。ビタミンB群が不足するとだるくなったり、やる気がおこらなくなったり、つかれやすくなったり、といった夏バテの原因になります。 暑い夏を乗り切るためにも枝豆はうってつけなのです。
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