緑茶に含まれるカフェイン量|カフェインレス緑茶

料理の知識

緑茶に含まれるカフェインで眠れないことはある?

緑茶に含まれるカフェイン量|カフェインレス緑茶

コーヒーで眠れなくなることはよく聞きますが、緑茶ではどうなのでしょう。やはり、緑茶でも同じ現象が見られます。しかし、個人差が大きいようで、普段からコーヒーやお茶を飲みなれている人はカフェイン耐性がついており、睡眠にあまり障害が出ないことがあります。ですが、普段飲みなれていない人が寝る前に飲んでしまうと、カフェインの覚醒作用が強く表れてしまいます。

また、寝る前のカフェイン摂取だけでなく、一日全体の摂取量にも気をつけたいところです。一日の摂取量が250mgを超えると睡眠に支障をきたすことが明らかになっています。玉露であれば二杯飲めばもう超えてしまいます。

寝る前に注意すること

カフェインには、覚醒作用や利尿作用があります。そのため、寝る直前に摂取すると、目が冴えて眠れなくなったり、トイレに何度も起きてしまったりします。

では、何時間前までなら緑茶やコーヒーを飲んでもいいのでしょうか。カフェインが作用する時間は5~7時間と言われています。カフェインの作用が現れれるまでは約30分かかると言われていますから、寝る6~8時間前には飲むのを控えたほうがいいといえます。これはかなり難しいと思われた方もいるかもしれません。どうしても飲みたい方には前述の氷だし緑茶をおすすめします。

コーヒーと緑茶のカフェイン量比較

コーヒーと緑茶、どちらのほうが多くカフェインを含んでいるのでしょうか。代表的なものを挙げると、以下のようになります。

玉露:150~240mg レギュラーコーヒー:90~135mg インスタントコーヒー:60~90mg 緑茶(玉露以外):18~30mg

こうしてみると、玉露が圧倒的にカフェインを含んでいることがわかります。夜飲むのであれば、玉露以外の緑茶を選んだほうがいいでしょう。 しかし、緑茶の成分はカフェインばかりではありません。緑茶(特に玉露)にはリラックス作用のあるテアニンという成分が含まれており、これがお茶を飲むとなごむ理由になっています。そしてこのテアニンはカフェインの吸収を抑制する作用があるため、コーヒーに比べると緑茶のほうがカフェイン摂取が抑えられることになります。 新芽に多く含まれているため、玉露を飲んでもカフェインが体に及ぼす作用は穏やかなものになります。

粉末の緑茶に含まれるカフェイン量は?

茶葉からではなく粉末で摂取した場合、粉末で摂取するほうが様々な栄養素を無駄なく体に取り入れることができます。それはカフェインにしても同じことで、茶葉1gを粉末にして飲んだ場合カフェインは23mg、茶葉1gを急須から飲んだ場合は8.6mg摂取されることになります。しかし最近は低カフェインの粉末緑茶が増えており、カフェインを気にせず栄養をたっぷり摂取することができます。

例えば画像に使わせていただいた『三井銘茶 カフェインレス緑茶 煎茶 40g』 この商品の一杯あたりのカフェイン含量は0.001g未満です。カフェインのことをほとんど気にすることなく緑茶を楽しむことができます。お値段575円で国産茶葉100%の緑茶を50杯分楽しむことができます。一杯当たり約10円と、とてもお得です。

ペットボトルの緑茶に含まれるカフェイン量は?

普段手にすることの多いペットボトル緑茶には、どのくらいカフェインが含まれているのでしょうか。大手メーカーの商品の500mlあたりのカフェイン含有量は以下の通りになっています。

伊藤園のウーロン茶 濃い味:120mg おーいお茶 濃い味:105mg サントリーの烏龍茶:100mg 伊右衛門茶 濃いめ:100mg 伊藤園のウーロン茶:65mg おーいお茶:65mg 生茶:65mg ダイドーの葉の茶:55mg 伊右衛門茶:50mg 伊右衛門 焙じ茶:50mg アサヒの緑茶:50mg

お茶特有の苦みや渋みの正体はカフェインです。そのため「濃い」と名前の付くお茶は特にカフェインが多く含まれています。逆にあっさりしたお茶ほどカフェイン含有量は少ないと言えます。頭をすっきりさせたい時は苦めのお茶を、カフェインを控えたい時はさっぱりした甘めのお茶を選ぶとよいでしょう。
タイトルとURLをコピーしました