アルギニンが多い食べ物や飲み物・成長が伸びる理由

料理の知識

育ち盛りの子供は特に積極的に摂りたいアルギニンですが、市場にはサプリメントが多く出回っており、「アルギニンはサプリメントで摂るもの」というイメージが強いかもしれません。しかし、毎日口にする食べ物からも、アルギニンを摂ることは出来るのです。ここではアルギニンを多く含む食べ物についてご紹介します。

魚介類

まずご紹介するのは魚介類です。お話しした通りアルギニンはアミノ酸ですので、タンパク質の多い食べ物に含まれている傾向があります。魚介類の中では、マグロや海老は含有量が多い食べ物ですのでおすすめです。海老には肉の1.5倍のアルギニンが含まれていますし、マグロにはアルギニンの吸収を助けるビタミンB6も豊富です。

これらは生でも加熱しても食べられるので、飽きることなく楽しめそうですね。食べ物を加熱しても含有量が減りにくいというのも嬉しい特徴です。

魚介類トップは鰹節!

また、量を食べることが難しく現実的ではありませんが、鰹節は100gあたり4,000mgと、アルギニンの含有量が魚介類トップの食べ物です。これを機に、鰹だしをとったり料理に鰹節をかけるなど、少しずつでも鰹節を食べる習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか。

肉類

たんぱく源の代表ともいえる肉類もアルギニンが多く含まれている食べ物です。特に豚ゼラチンは、100gあたり8000mgと、全ての食べ物の中でトップの含有量を誇ります。

あまり馴染みが無いかもしれませんが豚ゼラチンとは、豚の皮や骨から抽出したゼラチンのことです。豚肉をゆで豚や角煮などにする際は、是非皮や骨がついた状態で調理し、アルギニンを積極的に摂るようにしましょう。 他の肉類にもアルギニンは多く含まれていますが、脂肪分が多くカロリーの摂り過ぎには注意が必要です。その点、鶏むね肉はアルギニンが多く含まれている上、低脂肪・低カロリーなので優秀な食べ物といえるでしょう。

大豆類

大豆類の中でも、アルギニンの含有量が多いのは湯葉や高野豆腐・きな粉です。湯葉は100gあたり4500mg、高野豆腐は4000mg、きな粉は3000mgと多いのですが、これは乾燥した状態での値です。

水で戻すとかなり量が増えるので、たくさん食べることは難しく、アルギニンの摂取源と考えるのは難しいでしょう。食卓に上る機会の多い食べ物である納豆や豆腐は、残念ながらアルギニンは多くありません。

ナッツ類

良質な脂質が豊富な食べ物として知られるナッツ類には、アルギニンも多く含まれています。しかし脂質が多いゆえ、食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。ですので、ナッツ類だけでアルギニンを摂ろうとするのは考えものです。

あくまでも、ちょっとした間食やおやつとして取り入れるようにしましょう。ナッツ類の中では、落花生やクルミ、松の実は含有量が多いのでおすすめです。

その他

含有量は少なめですが、乳製品にもアルギニンは含まれています。100gあたり1000㎎あるチーズが、乳製品の中ではトップです。6Pチーズなどであれば手軽にパクっと食べることが出来ますので、毎日コツコツ続けるには適した食べ物と言えるでしょう。

また食べ物ではありませんが、レッドブルなどで知られるエナジードリンクにも、アルギニンが多く含まれています。滋養強壮などの効果が期待できますが、カフェインも多く含まれており子供にはおすすめできません。不眠やめまいの原因になる可能性も指摘されており、大人でも飲み過ぎには注意が必要です。

亜鉛やアルギニンを多く含む食べ物

アルギニンが多い食べ物や飲み物・成長が伸びる理由

亜鉛はミネラルの一種で、タンパク質を細胞分裂させ新陳代謝を促進する効果が期待できます。成長ホルモンの分泌を促すアルギニンと同時に摂ると、相乗効果が期待できるとされている物質の一つです。先ほどご紹介した食べ物の、肉類や魚介類、大豆類であれば亜鉛も同時に摂ることが出来ますので、おすすめです。

ただ亜鉛は、不足するのもいけませんが過剰摂取もよくありません。厚生労働省が公表している上限は一日当たり30mgです。これは、牡蠣であれば20個以上食べないといけない計算になり、日常生活で食べ物から摂取する場合には、特に過剰摂取を気にする必要はありません。ただサプリメントで摂る場合は要注意なので覚えておきましょう。

リジンやアルギニンを多く含む食べ物

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