ワインと糖質オフダイエット
糖質オフダイエットとは?
糖質オフダイエットは、血糖値が上がらない食事をすることで体重を落とすダイエット法です。太る最大の原因は、炭水化物(糖質)による血糖値の上昇と、それによる肥満ホルモンの大量分泌だとする考えられています。このため、カロリーでなく糖質の含有量で見て、食事を選ぶのがポイントです。
糖質オフダイエット中はアルコールもOK
糖質オフダイエットでは、アルコールもOK。酒類は高カロリーですが、糖質制限ではカロリーはさほど重要視されません。糖質含有量をチェックしましょう。ウイスキーや焼酎などの「蒸留酒」は糖質が含まれていないのでOKです。注意すべきなのは、ビールや日本酒などの「醸造酒」。ワインも醸造酒に含まれます。
しかし、糖質オフダイエットにおいて、醸造酒でもワインは例外的にOKなのです。特に赤ワインは血糖が上がりにくいとされています。ワインは糖質を少し含みますが、適量なら問題ありません。また、ワインは翌朝の血糖値を下げる効果があると言われています。ワインの糖質量とカロリー、栄養素
ワインには、赤・白・ロゼ・発泡ワインなどの種類があります。ひとつひとつ見ていきましょう。
赤ワイン
赤ワインは、黒ブドウや赤ブドウから作られ、果皮から抽出されるタンニンの風味が特徴的。赤ワインの糖質量は、100グラム中1.5グラムです。カロリーは、1杯(80ミリリットル)あたり58キロカロリーです。
赤ワインの栄養成分で特に注目されるのは、ポリフェノールです。ポリフェノールというのは、ブドウの果皮に含まれる紫色の色素のこと。 赤ワインは果皮もまるごと使って作られるので、この栄養成分が多く含まれています。ポリフェノール(タンニンやアントシアニンなど)には高い抗酸化作用があり、美肌やアンチエイジングに効果的です。また、悪玉コレステロールを抑制する働きがあるとされ、動脈硬化の予防にも効果が期待できます。白ワイン
白ワインは、薄い色の果皮のブドウを用い、果汁のみから作られます。糖質量は、100グラム中2.0グラムです。カロリーは、1杯(80ミリリットル)あたり58キロカロリーです。カロリーだけなら、赤と白にほとんど差はありません。
白ワインには、利尿作用や新陳代謝向上などの効果が期待できるカリウムが多く含まれます。この効果により、体内の老廃物や余計な水分を排出してくれます。そのほか、高血圧の予防に効果があるとも言われています。 また、有機酸も、白ワインに含まれる栄養素です。白ワインには、酒石酸やリンゴ酸が豊富に含まれています。有機酸には整腸作用があるので、便秘の解消につながります。カリウムとともに、デトックス効果が期待されるのです。