リジンは、筋肉を構成する必須アミノ酸です。またアルギニンと同時に摂取することで、アルギニンの成長ホルモン分泌の促進効果を助けてくれることが分かっています。
リジンもアルギニンもアミノ酸であるため、動物性たんぱく質の食べ物に多く含まれています。アルギニンが多い食べ物としてご紹介してきた肉類や魚介類、大豆類にはリジンも含まれているので、リジン摂取という観点から見てもこれらはおすすめの食べ物なのです。シトルリンやアルギニンを多く含む食べ物
シトルリンもアミノ酸の一種で、1930年に日本で発見されました。血管を拡張する働きがあり、血管の老化防止効果などが期待できるとされています。一番多く含まれている食べ物はスイカで、以下へちま・メロンとウリ科の食べ物が続きます。
残念ながら、動物タンパク質では摂取出来ないため、食べ物からとる場合は、アルギニンとは別々に摂る必要があります。 アルギニンとシトルリンの関係は深く、体内でお互いの成分に変わることができることが分かっています。つまりシトルリンがアルギニンに変換され、そのアルギニンもシトルリンに変換されるという具合です。お互いに協力しながら、成長ホルモンの分泌を促す一酸化窒素を生成することも分かっており、相乗効果が期待できる組み合わせなのです。アルギニンやオルチニンを多く含む食べ物
しじみに多く含まれていることで知られるオルニチンもアミノ酸です。肝臓に良いというイメージを持っている人も多いと思いますが、まさにそのイメージ通りで、肝臓の解毒作用を助ける働きをします。また、その他に筋肉強化や代謝を上げる効果も期待できます。
このオルニチンもアルギニンと同時摂取することで、成長ホルモンの分泌を促進する相乗効果が期待できます。さらにシトルリンとオルニチンの同時摂取では、血流が良くなるという嬉しい効果も期待できます。オルニチンが多い食べ物の代表であるしじみには、アルギニンも多いので同時に摂ることが可能です。毎日の食事にアルギニンを上手く取り入れよう!
いかがでしたか。今回は、アミノ酸の一種であるアルギニンの効果や多く含まれる食べ物、さらには亜鉛、リジン、シトルリン、オルニチンとアルギニンの関係や同時摂取できる食べ物などについてご紹介しました。
身長を伸ばす効果が期待できるとして注目されているアルギニンですが、老化防止や免疫力の向上など大人にとっても積極的に摂りたい栄養素だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。 栄養を手軽に補えることが魅力のサプリメントですが、注意しないと過剰摂取の問題も注意しなくてはなりません。個々の事情もありますし、サプリメントを否定するわけではありませんが、出来るだけ毎日の食事を通して、食べ物から栄養を摂るよう心がけましょう。