レッドブルに含まれるカフェイン量とは?
眠け覚ましや、ここぞという頑張りが必要な時にレッドブルを飲むという方は多いのではないでしょうか。レッドブルはもともとオーストラリアで販売されたもので、今や日本を含め、約160カ国以上で販売されており、エナジードリンクとして売上、シェアともに世界で第1位なのです。レッドブルは一缶250ml、その中に80mgのカフェインが含まれています。
海外のレッドブルと、日本のレッドブルと違い
エナジードリンクとしての世界シェア第1位のレッドブルですが、元々は海外で開発、販売されていたものです。日本で販売されているレッドブルと、海外で販売されているレッドブルには、何か違いがあるのでしょうか。
比較してみたところ、海外で販売されているレッドブルも1缶250ml、カフェイン量は80mgと、日本で販売されているレッドブルと全く同じなのです。ただ、1つ違うのは、海外のレッドブルには「タウリン」が含まれている所です。タウリンとは?
タウリンには、私達の身体や細胞を正常に戻そうとする作用があります。例えば、血圧が高い時に下げようとしたり、疲労を回復させるといった働きをします。よくエナジードリンクに配合されている成分です。では、なぜ日本のレッドブルの中にタウリンは配合されていないのでしょうか。
日本でレッドブルは、清涼飲料水として販売されています。タウリンが含まれている飲料は薬品として扱われるので、日本のレッドブルには含まれておらず、アルギニンが代用されているのです。レッドブルとコーヒー、どちらの方がカフェインが多い?
コーヒーは、眠気覚ましや、カフェインと聞いてイメージされる飲み物の一つです。では、コーヒーとレッドブルでは、どちらの方がカフェインを多く含んでいるのでしょうか。
前述しました通り、レッドブルに含まれるカフェインは250ml缶の中に80mgです。一方コーヒーには100ml当たり、約60mgのカフェインが含まれており、1杯分で換算すると約100mgから150mgになると言われています。 インスタントコーヒーになるとカフェイン量が少し減り、1杯分で約90mgになります。どちらにしろ、レッドブルよりもコーヒーの方が、含まれているカフェイン量が多いことがわかります。カフェインとは?
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶やチョコレート、煎茶やコーラにも含まれています。カフェイン中毒という言葉や、カフェインの取りすぎは体に良くないという話はよく耳にしますが、カフェインにはどのような作用があるのでしょうか。
カフェインには、いわゆる眠気覚ましと呼ばれる覚醒作用や、利尿作用があります。体内に乳酸を溜まりにくくさせる働きもあるので、筋肉痛の緩和にも役立ちます。また、鎮静作用もあるので、頭痛薬にも実はカフェインが含まれています。 カフェインは摂取し過ぎると体の冷え、焦燥感といった精神的乱れや、依存症状を引き起こす可能性があります。また、カフェインは胃酸を分泌させるので、空腹時にカフェインを摂取すると胃痛を引き起こすので注意が必要です。 よく妊婦さんはカフェインの摂取を控えるという話を聞きますが、なぜでしょうか。妊娠中はカフェインの分解に時間がかかるため、胎盤を通して、カフェインがそのまま胎児へ栄養と一緒に届きやすくなってしまいます。