二重人格の心理や特徴10・境界性パーソナリティー障害との違い

人の心理

5つ目は「幻聴が聞こえる」です。

「二重人格」になると、頭の中で別人格の声が聞こえてくることがあります。それは、統合失調症の症状のひとつ「幻聴」にもよく似ているため、間違った診断になってしまうことも多々あります。 統合失調症の「幻聴」の場合、漠然とした「誰かに狙われている」という被害妄想がセットで発生します。「二重人格」の場合、被害を受けるといような感情が起こりません。区別する参考にしてみてください。

心理や特徴6「幻覚が見える」

6つ目は「幻覚が見える」です。

「二重人格」(解離性障害)になると幻覚を見やすくなります。ぼんやりした幽霊のようなものではなく、はっきりとしていて手に触れることができたり、実際の人がいるような感覚になります。しかし、本人も幻であることを理解して話しかけている場合もあります。悪夢を見やすくなるのも特徴の一つと言えるでしょう。

心理や特徴7「物分かりのいい子だと言われていた」

7つ目は「物分かりのいい子だと言われていた」です。

「二重人格」の人の多くは、子供のころ、手のかからないおとなしい子供であることが多いです。それは、親の目を気にして、いつもいい子であろうという気持ちが強いためです。もしかしたら、自分は親に捨てられるのではないか、という不安な気持ちを常に抱えていることになります。子供のころからそれが当たり前だと、それが普通だと思い込んでしまいます。

心理や特徴8「愛情を求める」

8つ目は「愛情を求める」です。

「二重人格」の患者さんは子供のころから大きなストレスやトラウマを抱え、愛情不足な状態で育ってきています。そのため、他人からの愛情を、過度に求める傾向があります。 特に身体的なつながりを求めます。子供のころ、与えられなかった部分を補おうとするからです。子供のころの親との身体的なスキンシップは、子供の成長にとても大事なものです。

心理や特徴9「自己肯定感が低い」

「二重人格」の障害が現れている人は、自己肯定する気持ちが弱いです。親に愛されていないと感じたり、周りともうまくいっていないなど、自分の周りのコミュニケーションでつまずいているためです。

本人に非があるわけではなく、子供のころの生育環境のためです。人と自分の距離が上手く測れないという理由もあります。 周りから承認された経験も少ないため不安も強く、自分の価値を感じることができないという理由も挙げられます。

心理や特徴10「孤独感が強い」

「二重人格」の人の特徴として挙げられる最後の要因は、孤独感にいつもさいなまれていることです。前述したとおり、親や友達など周りの人から、自分を承認してもらうという経験が少ないため、自分の存在価値を自分で認めることが難しいです。

「自分は幸せにはなれない」など、不安定な気持ちを抱えています。見捨てられるかもという不安や孤独感から身体的なスキンシップを求めやすく、自分を大事にできません。

人間の心理とは

この本は、「二重人格」をはじめとした心理のあらゆる働きについての「精神分析」についてまとめてあります。誰でも一度は聞いたことのある身近な症例(共依存)から、あまりなじみのないもの(ミュンヒハウゼン症候群など)までのっています。この本を読んで、自分の「精神」を楽しく分析してみるのはいかがでしょうか。きっと自分の意外な心の働きに驚くことでしょう。

二重人格と境界性パーソナリティー障害の違い

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