香港人とは
日本人にとって香港はとても知名度が高く、人気のある場所です。しかし、日本人のなかには、中国と台湾、そして香港を混同してしまっている人も少なくありません。
また、日本人が東京の人とか、大阪人というならわかりますが、正式名称「中華人民共和国香港特別行政区」という一地区の住人を香港人というのは、よく考えると違和感があるともいえるでしょう。 しかし、中国と独特の距離感を持つ香港人は、中国人と区別されます。香港について
香港は、中国の南部に位置する小さな半島および島です。正式名称は、中華人民共和国香港特別行政区であり、人口686万人が住んでいます。面積は1,104平方キロメートルですが、これは東京都の約半分の広さです。
主要産業となっているのは金融と物流です。香港出身の有名人をあげるとブルース・リー、ジャッキー・チェンなどがいます。また、映画監督のジョン・ウー、ファッションデザイナーのヴィヴィアン・タム も香港人です。香港人の特徴5つ
香港人と聞くと、どのようなイメージを持っているでしょうか。多くの人は、やはり、中国人とはだいぶ違う考え方をする人達という印象を持っているのではないでしょうか。中国でありながら資本主義という体制であり、中国のなかでは自由度が高いです。
また、金融、物流が盛んなこともあり、海外との交流も活発です。そんな香港人はどのような特徴を持っているのか、特徴を5つ紹介します。価値観は日本人に似ている
ブルース・リー、ジャッキー・チェンなどに代表される香港人に、日本人は特別な親しみを感じています。たとえば、ブルース・リーの独特の孤高さは、サムライ・スピリッツに通じているという人もいるでしょう。
よく言われることですが、香港人の価値観は日本人に似ているといわれます。礼儀を重んじる点や道徳心が似ているからです。特徴をいくつか解説していきます。特徴1：頭が良い
香港人は向上心が高く、頭が良いといわれます。金融、物流の街でもあり、競争社会ということもあるでしょうが、他人にはないスキルを身に着けるために努力している人が多くいます。
たとえば、広東語・英語・日本語などを自由自在に操る人もたくさんいますし、会社のなかで高い地位についている女性も多くいます。独立心が高いということも、勤勉さにつながり、結果として頭が良いといわれる特徴を形作っているといわれます。特徴2：フレンドリー
香港人の特徴はフレンドリーといわれます。たとえば、香港に海外旅行に行ったとしましょう。すると、赤の他人なのに「君の服装は素敵だ」「その腕時計はどこで買ったのか」などと話しかけられるといいます。
他人との垣根が低く、警戒心が少ないのが香港人の特徴です。これには、日本人が香港人に多くの共通点を感じているのと同じく、香港人も日本人に親しみを感じるせいもあるでしょう。特徴3：のびのびとしている
のびのびしていると書くと、ゆったり構えているとか、ほんわかした人が多いという印象を受けるでしょうが、それとは少し意味が違います。良い意味で自分本位で、マイペースということです。
たとえば、レストランの会話などにしても、他人に合わせるというよりは、自分がしたい話をする、自分が楽しいと思うことを遠慮なく言うなどです。また、香港人がカラオケをすると、文字どおりマイクを離さなくなる人もたくさんいます。