香港人の特徴5つと歴史|中国人との違いや正しい接し方

雑学

中国人との違いや正しい接し方

香港人の特徴5つと歴史|中国人との違いや正しい接し方

歴史を振り返ってみてもわかるように、香港人は独特のアイデンティティを持っています。このことを理解することが、香港人と仲良くなるためには必要であるといわれています。

もし、中国人の一人として接してしまうと、気を害してしまう確率が高いといえるでしょう。香港人と正しく接するための注意点、ポイントを紹介します。

中国人と思っていない

ある調査によると、香港人が自分のことを中国人と考えている割合は約3割です。つまり、香港人の人達の7割は自分のことを香港人だと考えています。

これは、同じ調査において、台湾人が自分のことを台湾人と考えている割合が2割にすぎないと考えているのに比べると大きな違いです。台湾人の場合、中国人であり台湾人であるとするのが一般的な考え方です。 一方、香港人は中国人ではないと考える傾向は、若ければ若いほどが強いといわれます。

反政府デモを起こした過去も

香港では反政府デモがありましたが、2014年香港反政府デモはその1つです。

これは、「一国二制度」のもと次回の2017年香港特別行政区行政長官選挙では1人1票の普通選挙が行われるはずであったにもかかわらず、行政長官候補は指名委員会の過半数の支持を必要とし、候補は2-3人に限定すると条件を変更したことに抗議したデモ活動です。 もともと香港では中国中央政府に対する反感が強く、現在もデモが起きています。

中国人とひとくくりにしない

香港人といっても、いろいろな意見の人がいるためどんな主義、信条を持っているかは分かりません。しかし、上記のように中国人とは思われたくない人や中国の政策に不満があるなどという人もいるため、中国人とひとくくりにするのはよくありません。

中国本土に入境するときは、利便性のために「回郷証」を使用し、中国内でトラブルになったときは外国人の立場を取るなど、日本人には立場や心情がわからないことも多いです。

どんな立場でも対等に接する

香港に滞在すると、カルチャーショックを受けることのひとつに、客に対する店員の態度があります。日本においては「お客様は神様です」という言葉に代表されるように、明確に立場や上下関係を決める傾向があります。

しかし、香港人では上下関係の意識が全般的に希薄です。それゆえ、客であってもずけずけと意見を言われると感じる人は多くいます。そのため、基本的には対等に接するのが常識と考えておきましょう。

香港人についての理解を深めよう

香港人の特徴5つと歴史|中国人との違いや正しい接し方

独特なアイデンティティをもつ香港人に魅力を感じる人は多く、観光地としてもとても人気があります。中国のなかでは、紆余曲折の歴史を持った土地であることも紹介しました。

できれば、香港人とは仲良くなりたいと考えるでしょうが、いくつか注意点もあります。中国人と同じとは考えない、対等な立場を重んじるなど、香港人の常識を知ることが重要になるでしょう。

正しく理解して接する

郷に入れば郷に従えといいます。日本人がよく使うハンドサインも海外に行けば、挑発行為となってしまうなど、意味が全く変わる場合などもあります。また、レディーファーストの基本行動も国によって違うところがあります。

国によって違う考え方を正しく理解して接するために、以下の記事もよんでみてはいかがでしょうか。
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