足つぼマッサージの効果
「マッサージ(仏:massage)」は、指先などの身体の末梢部から心臓に向かって行う手技療法のことをいい、語源はギリシャ語の「マッシー(揉む)」に由来しています。
「足つぼ」マッサージは、足裏にある「ツボ(経穴)」をピンポイントで刺激することで血行を促進し、身体の自然治癒力を高めます。なお、足裏のマッサージは、たくさんある「足つぼ」を刺激することから、リフレクソロジーとも呼ばれています。効果1:弱った機能の症状改善
「足つぼ」マッサージによって、足裏の筋肉や静脈が刺激を受け血液やリンパの循環が促進され、老廃物が排出されるため身体の不調や痛みが緩和します。
足つぼなどのマッサージは、スポーツ選手などの怪我や故障の予防に有用とされていますが、それ以外にもリハビリテーションなどの医療、健康増進などの代替医療、あるいはセルフメディケーションなどにおいても有用とされています。効果2:むくみや冷えの改善
暑い夏もやっと峠を越しましたが、これから本格的に「夏バテ」のシーズンを迎えます。この時期は、朝夕の冷え込みが少しずつ感じられるようになり、夏の疲れが足のむくみや冷えなどの不調となって表われます。
脚の内側を通る「山陰交(さんいんこう)」という足つぼを刺激することによって冷えやむくみだけでなく、子宮の血行が改善され生理不順・更年期障害・便秘などにも有効とされています。効果3:リラックス効果
自律神経が乱れると、精神的にも緊張状態が継続し疲れやすくイライラ感が募ります。そんな時、自律神経のバランスを調整するように働きかけ、心身ともにリラックスさせる足つぼを知っておくと助かります。
「心包区(しんぽうく)」という足つぼは、ストレスや不安による不眠や発汗抑制に効果があります。また、「八風(はっぷう)」という足つぼも自律神経の調整を行うため、特に感情起伏の大きい人にお薦めの足つぼです。効果4:疲れにくくなる
忙しいビジネスマンは、お得意先回りで歩きっぱなしになったり企画会議やデスクワークで座りっぱなしなったり、足腰に疲れが溜まり続けています。
タオル1本で膝下から足裏までのだるさやむくみを解消するには、「すね」「ふくらはぎ」「足裏」の足つぼを揉みほぐす3点セットが有効です。 タオルを固結びして尖りを作り、それぞれ「すね」「ふくらはぎ」「足裏」の痛がゆい箇所をタオルの硬い部分で軽く押し付けて刺激します。足つぼのマッサージポイント
足は血液循環を良くするポンプの役割を果たしているので、足つぼマッサージの刺激によって全身の血液循環が促進されます。
身体の血液の循環が良くなると、筋肉や神経が活性化されることに伴って心身のリラックス効果が得られことから、以下のようなさまざまな不調の改善が期待できます。症状1:疲れ・ストレスがたまっている
足つぼの「湧泉(ゆうせん)」は、慢性疲労の回復や不眠症にも良く効く足つぼとして知られています。
なお、この湧泉という足つぼは、疲労回復や不眠症の解消以外にも、身体をぽかぽか温めて背中の疲労回復煮も効果があります。 足つぼの湧泉の位置は、足裏中央部の少し凹んだ部分にありますので、手の親指を使って強く押して揉みほぐすと効果的です。症状2:眠れない
足つぼマッサージは、不眠症やストレス解消のためにはとても効果的ですが、足つぼを刺激することは老化防止にも一役買っています。
足の踵部分にある「失眠(しつみん)」という足つぼを刺激すると、頭に上がった熱を下げてくれるので頭が休まり良質の睡眠が取れるようになり、不眠の解消に繋がります。