家庭崩壊の定義・子供への影響・きっかけ・相談できる場所
また、父親が元々持っている気難しさや、会話のやり取りの難しさなどがある場合、親同士のコミュニケーションだけでなく、親子間のコミュニケーションをとることも難しくなってくるため、次第に会話が減り家庭崩壊へと向かうケースもあります。
母親
夫である父親が仕事中心の生活スタイルの場合、妻である母親が1人で家事も育児もこなす必要が出てきます。この場合、日々常に何かしらに追われている状態になり、なかなかゆっくりと疲れをとる時間が作れないため、母親はストレスが溜まる一方です。そのストレスが引き金となり最悪の場合、自宅で一緒に過ごしている子供に向けられてしまうことがあります。
言葉による暴力をはじめ身体的な暴力、さらにはネグレクトなど、子供がストレスのはけ口となってしまうケースで、このような状況に陥ってからも父親もなかなか気づくことができずにいると、子供の安心できる場所が奪われて精神が不安定になり、一気に家庭崩壊へと進んでいってしまいます。仕事
現在、夫婦共働きも多い世の中となってきました。ですがやはり、夫婦共働きだと意識していないと、家族で過ごす時間が減ってしまいがちです。
仕事に一生懸命取り組み成果を残し、社会に貢献するということは、父親になっても母親になっても、とても重要な社会の中で生きていくうえで大変尊いことではあります。ですが家庭に子供がいる場合、その子供のことが負担となり、夫婦間の関係がぎくしゃくしてしまうケースもあります。 保育園への送迎をはじめ、子供が体調を崩した時にどちらが休みを取るかなど、子供1人いるだけで仕事をする上での負担はお互いに大きくなります。このことから意見が合わず、喧嘩が増え、次第にコミュニケーションをとることを避けるようになってしまうと、どちらかが子供を引き取り離婚という道を歩んでしまう家庭崩壊のケースも出てきます。競馬・パチンコなどのギャンブル
家庭崩壊のケースとして競馬や競輪、競艇やオートレース、そしてパチンコなどのギャンブルもあげられます。ギャンブルは依存性が高く、自分がどれだけお金を使っているかを自覚せずに、湯水のように使ってしまうこともあります。
また、ギャンブルに夢中になってしまうのは父親だけでなく、母親の場合もあります。自分がギャンブルをしたいがために車内へ子供を残し、その子供の命を奪ってしまうという悲惨な事件も、家庭崩壊の1つです。 また、ギャンブル依存症という病気があるように、金銭問題をはじめさまざまな問題が起こり始めてもギャンブルをやめられずに、借金をしてまでお金を使い続けてしまう危険性があります。 賭け事が原因でまともなコミュニケーションがとれなくなったり、ギャンブルさえやめられれば起こらなかったはずの金銭問題だったりが出てきてしまい、家庭としての形が成り立たず家庭崩壊へと進んでいってしまうパターンが見受けられます。家族間での問題
ここからは、家族間での問題について紹介します。
暴力
家庭崩壊の原因として最もメジャーな問題が、家庭内暴力です。少し前までは男性から女性へと行われる暴力が多く見受けられていましたが、現在では女性から男性へ行われる暴力も増加しています。そして親から子へと行われる暴力も、子から親へ暴力がなされるケースも増えてきました。
家庭内暴力が行われている家庭ではもちろんのこと、安心安全な場所は確保できません。よって、家庭が崩壊していると認識されます。家庭崩壊した家庭を修復する方法
ここからは、家庭崩壊した家庭を修復する方法について紹介します。
お互いを認め合う
家庭崩壊の原因、それは確実に家庭内にあります。まずはそのことを自覚し、お互いがお互いの存在そのものを認め合うことから始めることが大切です。
相手を否定したり非難したりしていないか、相手の話を本当の意味でしっかりと聴くことができているか、ちゃんと自分の気持ちや意見を伝えることができているかどうか、1人1人が自分らしくいられる心落ち着く安心できる家庭を取り戻すべく、まずはしっかり自分と家族と向き合う必要があります。日々の挨拶を習慣化する
家庭崩壊が起きてしまった家庭は、お互い交わす言葉がほぼ無い状態になってしまっている場合が多くあります。
この場合、日常生活の中での挨拶「おはようございます」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」「おやすみなさい」をお互いしっかりと交わすことを意識し、コミュニケーションをとる機会を必然的に増やす努力をしていきます。