頭脳明晰な人の特徴と性格とは｜サイコパスとの違い・診断項目
性格・タイプ
確かに前を見据えて出来事を掌の上で転がしたり、目的の為にならば手段を問わない所はサイコパスと呼ばれる人と似ているかもしれませんが、頭脳明晰とサイコパスは実は別物なのです。
キラーマシン！史実に残る頭脳明晰でサイコパスな人
しかし世間で思い浮かべるマイナスなイメージ通り、かつてアメリカではテッド・バンディという男性が1974年から1978年の4年間にわたり、多くの女性を殺したという事件があります。 殺した数は定かではありませんが、確実に30人近くはいたと言われています。
彼も頭脳明晰でなんでもそつなくこなす優秀な人であったのですが、大学生の頃に告白した女性に振られた事から、髪型を真ん中分けにした長髪の白人女性ばかり殺していたのです。 捜査が難航し、「絶対に犯人を捕まえる事が出来ない」と言われた程の事件を起こした彼が捕まった原因は、交通違反の際に車内に詰んだ凶器が見つかった事が原因で逮捕されます。この偶然がなかったらもっと被害者は増えていた事でしょう。アメリカを震わせたその殺人鬼の頭脳明晰さとは？
このテッド・バンディの頭脳明晰さはその手口だけでなく、実は捕まった後にも大いに世間に知られたのです。事件が発覚して裁判が開かれたのですが、なんとテッド・バンディは弁護士を雇わず自分で自分の弁護を行ったのです。
大学生時代心理学と法医学を専攻し、その事から法律に関しての知識もあった彼が行った裁判は全米中の話題となりました。また、その容姿端麗さから更に全米中を驚かすも結局は死刑をくだされましたが、彼の頭脳明晰さはこれだけでは終わりません。 この後、全米中を恐怖に陥らせた上に長く解決できなかった「グリーン・リバー事件」の犯人像に関しても警察に対し「犯人はとても注意深い人物です。必ず死体を置いた場所に戻ってくるでしょう」と警察に助言し、なんとその助言通り、犯人は現場に戻ってきていたのです。 しかし警察はこれを聞き入れなかった為、事件が長引いてしまいました。テッド・バンディの助言通りにしておけば事件はもっと早くに終わっていたでしょう。頭脳明晰もサイコパスも人それぞれ
いかがでしたか？頭脳明晰と一口に言っても、中々自分の中で描いていた「頭脳明晰な人」と大きく違った人もいるでしょう。
しかしそんな人達も必ずしも成功する人だけでなく、失敗してしまう人もいるのです。サイコパスと頭脳明晰な人のイメージに関しても、「頭脳明晰な人全員」ではなく、成功する人はごく僅かで、他の人は私達人間と同じです。 いわば一言に「頭脳明晰な人」と言われても、多くの人は私達と同じ様な生活を送っている方が多いのです。