サイコパスとの関わり方とは
サイコパスという言葉自体は、ドラマの中や凶悪事件の加害者などに使われて知っている人もいるでしょう。
しかしサイコパスについて正しく理解しているという人は実は少ないといえます。 メディアで取り上げられるサイコパスはほんの一例にすぎず、日常生活を送っているサイコパスの人だっています。 サイコパスの人の特徴や思考パターンを知っておくことは大切です。いざというときの対処法を知ることもできますし、また大切な人とのかかわり方にもかかわってきます。サイコパスの特徴16選
サイコパスは日本語でいうと、精神病質です。この言葉によって自閉症やアスペルガー症候群などと混同されがちですが、実は違います。サイコパスとは反社会的人格の一種です。
そのためサイコパスといわれる人たちに見られる特徴は社会に属している人間でありながらも、その実社会よりも個人の感情や欲望を優先することです。 もちろん、誰にもそういった特徴はあります。しかしそれが突出して、それのみを行動原理にしていることが特徴です。いくつかサイコパスの特徴とされるものを見ていきます。サイコパスの特徴1:口達者で一見魅力的
サイコパスの人は、表面上は魅力的な場合が多いです。
口がうまく社交的で、初対面の人とも打ち解けやすく会話が上手であるという特徴があります。 状況判断能力が高いため、どんな発言を相手が求めているのかがわかるのです。 しかしながら本心を見せることはなく、また共感能力が欠如しているため通常理解できないタイミングで笑っているなどの違和感を感じます。サイコパスの特徴2:自慢話をよくする
サイコパスの特徴は利己的・自己中心的な考え方です。自分の価値感が絶対であると信じて疑わないため、自分最も優秀であるという自信があり、他人を見下す傾向があります。
自信があって自己愛が強いために、当然のように自慢話をするのです。 また、自分は自慢話をしますが、人の自慢話を聞くのは嫌がります。褒めてほしい、嬉しいという気持ちに共感できずプライドを傷つけられたような気持ちになるのです。サイコパスの特徴3:平然と嘘をつく
サイコパスの人は嘘つきであるという特徴をもっています。自分のことしか考えておらず良心が欠如しています。
自分を守るため、自慢のため、他人を利用するためなど、自分の目的のためなら他人を騙すという手段さえ簡単に実行します。 小さい嘘から大きな嘘まで関係ありません。自分が気分よく生きられるためには嘘をつくことも厭わないという特徴があります。サイコパスの特徴4:間違いを認めない
サイコパスはプライドが高く、自分の考えが絶対的に正しいと信じているという特徴があります。そのため、間違いを起こしたときにも自分の過ちを認めません。
持前の口のうまさで周りの人間に自分がいかに正しいかを主張し、味方につけます。さりげなく自分以外の他人や運のせいになるように話を持っていくのです。サイコパスの特徴5:他人を懐柔する
サイコパスは自分の意のままに物事を動かそうとするとき、他人をうまいこと利用するという特徴があります。
話がうまいので相手も気づかないうちに仕事を押し付けたり、それによってどれほど相手が忙しくなり疲弊したとしても、共感することができないので何も感じないのです。 サイコパスは表面上は魅力的であるため味方をつくりやすい存在です。騙されないようにしましょう。サイコパスの特徴6:自己中心的
大人になったサイコパスは上手な身の振り方を知っていますから、一見自己中心的には見えないでしょう。
しかし、子どものときに友達とトラブルが絶えなかったなどのエピソードを持つ人物はサイコパスである可能性があります。 他の人の気持ちを考えることができないために自分の意見や希望を押し通してしまう傾向があります。サイコパスの特徴7:良心に欠ける
サイコパスと聞いて犯罪者を連想する人は多いのではないでしょうか。
良心の欠如はサイコパスの大きな一つの特徴であり、周りの人が気をつけなければならないことです。 一般の人間は良心があるから罪悪感を感じたり、悪いことが思いついたとしても思いとどまることができます。 良心の欠けたサイコパスにはそのストッパーがないために、極端な場合だと殺人事件を起こしたりヒトラーのような大量虐殺をするパターンもあるのです。サイコパスの特徴8:衝動を抑えられない
何かに対して怒ったり、欲しっくなったりした時、多くの人は一度落ち着いて考えることができます。
しかしながらサイコパスの人はその場の自分の気持ちを第一に優先するために、衝動を抑えることをしません。 5分前にはニコニコ笑っていたのに突然怒るなど、情緒不安定な言動が特徴的です。周りの目には気分屋のようにうつるかもしれません。