収集癖がある人の心理と性格・治療方法と対処法|ぬいぐるみ
好奇心や向上心
単純に目新しいものが好きでその性能を自分で試したいから手に入れてくるという収集癖の人もいます。結果的に収集癖といわれてしまいますが、集めることを楽しんでいるというよりも好奇心から来ているタイプです。「もっと優れていて良いものがあるのではないか」と常にワクワクしているところがあるでしょう。
そして「まだまだ一生物のお宝に巡り会えていない」と考えてコレクションを拡大していく収集癖の人も好奇心・向上心が高い事が特徴です。実際に高価なお宝である場合もありますが、他人から見て価値があまりないものを集めている場合もあります。貧乏性
物に対して、基本的に捨てる事を良くないと感じていたり、何かと得だと感じると集めてしまう貧乏性の性格の人は、自然と収集癖になっている事があります。気になったものは揃えることが義務で、捨てる事がいけないという感覚になり、当然部屋の中は収集アイテムでいっぱいになっています。
収集癖があるか診断するチェック項目
収集癖があるか診断です。「自分は収集癖が強いのかな」と不安になっている方、当てはまる部分があるかどうかチェックしてみてください。
①競争心が高い ②自慢が好き ③基本的にコンプリート要素があるもの事が好き ④物を集める時のドキドキ感が好き ⑤「~しなければいけない」という完璧主義者 ⑥自分の世界に閉じこもりたい ⑦傍に何かないと不安になる寂しがり屋 ⑧ストレスなどによる衝動買いが多い ⑨「買っておかないといけない」という心配性に襲われる ⑩「自分の所有物にしたい」という執着心が高い
収集癖をやめたいときの対処法とは?
欲しいものは多く収集意欲は高いけれど、部屋がもので埋め尽くされているのはがっかりするという人は収集癖を抑えたいと悩んでいます。収集癖を自分で自覚しているものの今日に至るまで治せずにきてしまったという人も多いでしょう。
次は収集癖をやめたいときの対処法について紹介していきます。癖は習慣でもあり、突然一気にストップできる人もいれば難しい場合もあります。突然やめるストレスがたまり、以前よりも収集欲が悪化してしまうケースもあるので、少しづつ収集癖を抑える形を考えていきましょう。部屋の大掃除をする
意を決して大掃除をしてみましょう。集めるだけになって実際に必要なかった物が溢れている事に気づくチャンスです。洋服やバッグなど気に入って身に着けるものは一緒ではないですか。部屋の中に物が多いと、それだけ掃除をするにも時間がかかります。
部屋の大掃除は物が多い人にとっては本当に大変です。収集癖に対して、物を集めてくると後でめんどくさくなるというマイナス要素を植え付けましょう。「こんなに大変な掃除になるならもう物を増やしたくない」と感じる事に意味があるので、収集癖をやめたい時はまず部屋の大掃除を開始しましょう。必要かどうか
物を購入する時に「欲しい」ではなく「必要かどうか」という部分を考えましょう。収集癖の人に多いのが「とりあえず、買っておこう」という発想が強い人です。むやみに物を増やさないためには、とりあえずではなく本当に必要なものなのかよく考えてから購入する事が大切です。
物を購入する時一度自分でブレーキを効かせるように、意識しましょう。考える時間を増やすことで、購入する気持ちを少しでも抑制する事ができます。相談する
自分が収集癖を治したい時は親身になってくれる人に相談しても良いでしょう。呆れられてしまう事もありますが、第三者の意見にしっかりと耳を貸す事も大切です。自分にとって必要だと感じていたものも、他人にとってはゴミだという事を認識すると「こんなものを集めていたのか」と気づくことがあります。
自分を飾り立てるもの、自慢の品だったコレクションが価値がないものと理解できれば現状の収集物を切り捨てる事はできるでしょう。見えないようにする
収集癖が進んでしまうと自分の予算以上に買い込んでしまったりすることがあります。その場合は集めていたコレクションをダンボールにしまうなどして、押入に片付けましょう。見えないようにしてしまうと、「欲しい」「もっと集めたい」という収集意欲にブレーキをかけることができます。
1年以上そのままで過ごした場合は「自分には不要なものになった」と考え処分しましょう。収集品に値が付く品物の場合は中古ショップやネットオークションを活用して手放しても良いでしょう。ぬいぐるみを収集する癖がある人の心理とは?
純粋にあるキャラクターのぬいぐるみが好きが好きで、新しいバリエーションが登場するとどんどん増やしていってしまうという人がいます。その時の「可愛い」という感動に弱く、家の中がぬいぐるみで埋め尽くされてしまったという後悔が後々やってくるタイプです。
また、ぬいぐるみの収集癖がある人で、小さい頃にぬいぐるみをよく買い与えられ甘やかされて育った人も多いです。そのまま大人になった時も「ぬいぐるみをもらうと満足する」という気持ちを持っている事があげられます。幼い時一人の時間が多く、ぬいぐるみが友達代わりだったという寂しがり屋な心理面が影響している人も多いです。収集癖の治療の方法とは?
ただの性格の特徴や癖だと考えている収集癖も、強すぎる場合は病気と診断され、治療が必要となることもあります。経済面や衛生面など日常生活に支障を来さない収集癖は趣味・癖の範囲に収まります。
しかし、「集めなくてはいけない」と強い思念に駆られている場合は精神的な病である強迫性障害に該当してきます。この場合は精神科などでのカウンセリングや薬物療法などの治療を受け、寛解する可能性が高いです。収集癖がある人への対応方法とは?
恋人や一緒に住む家族に収集癖の人がいると、困ってしまう事があります。収集癖がない人にとって無駄な面積になっているコレクション類は邪魔な存在でしかありません。しかし、集めている本人にとっては宝物としての価値があったり、こだわっている部分です。収集癖の人とうまくやっていくためには対応方法はどんな内容があるでしょうか。
すべてを否定しない
どんなに収集癖を否定しても収集癖を持つ本人が「収集をやめる」と決めなければ、現状は変わりません。今まで自分がこだわってきたものを否定されると、面白くないと相手は感じるでしょう。好きなものを一気にやめるというのは難しいです。
ただ、一緒に暮らしたりなど関係が近い場合相手の収集癖全てを受け入れていくというのはつらい場合があります。急に「全部捨てて」「収集癖をやめて欲しい」と伝えるのは、関係を悪くしてしまうこともあります。