フィンランド女性の社会進出はいいのか・特徴|名前/性格
フィンランド女性の社会進出の傾向って?
実はフィンランドは男女平等先進国と言われています。世界でも働く女性が活躍しやすい国として知られています。フィンランドだけでなく、北欧のほとんどの国は、女性が職場で活躍する確率が高く、働く女性にとってベストな国ランキングで4位になったこともあります。
ここでは、就職率、フィンランド女性が管理職に就く確率、国家議員になる確率など、多くの方向から、フィンランド女性の社会進出についてお伝えします。そして、働く女性が暮らしやすい環境の秘密に迫ります。フィンランド女性の就職率は?
フィンランド女性の就職率は、73%です。これは世界でも第12位です。それに対し、日本女性の就職率は65%で、世界では第82位となっています。
フィンランド男性の就職率は78%です。日本男性の就職率は85%です。日本では、男女で就職率に大きな開きがあるのに対し、フィンランドの男女はどちらも70%代とほぼ変わりありません。このデータを考えると、フィンランド女性の多くの人は社会進出をしていることがわかります。フィンランドは男女で収入の差はないの?
就職率がほとんど変わらないのに対し、フィンランド女性と男性の平均収入には少し開きがあり、男性の平均収入の方が高いというデータ結果が出ています。これは、フィンランド女性が正社員として働いているとは限らないということを意味しています。
子供がいる家庭では、パートタイムの仕事を選ぶ女性もいます。そうすると必然的に正社員に比べ給料は下りますので、この開きが出てくるのも頷けます。しかしながら、どの仕事の方法をとるにせよ、働く女性が多いという事実は変わりません。フィンランド女性の管理職は?
フィンランド女性が管理職に就いている確率は、34%です。フィンランド男性が管理職として勤務している確率は66%です。要するに4:6に満たないけれど、3:7を超えているという比率になります。まだまだ女性位の管理職進出は少ないようですが、日本と比べると圧倒的な差に気づかれます。
日本での女性の管理職比率は9%、男性は91%です。なんと、1:9の比率にも満たないという結果になっています。この結果を見ると、フィンランド女性の社会進出がどれだけ進み、日本が進んでいないのか一目瞭然です。フィンランドは世界ランキングでは、55位。日本は116位という結果になっています。フィンランド女性の国家議員は?
フィンランドで男女平等が騒がれだしたのはかなり先のことです。1906年には、もうすでに女性参政権がありました。それが影響しているのか、フィンランドのもう1つの特徴は女性の国会議員の率が非常に高いことです。
フィンランドでは、女性の国会議員が42%、男性が、58%で世界ランキング第9位となっています。4:6以上、5:5以下という結果です。日本の国会議員は女性は9%、男性は91%というデータが出ていますので、とても大きな差があることが分かります。首相や大臣は?
フィンランドの政権界で、女性が大臣として活躍する割合は、63%です。男性は37%です。女性の方が大きく上回るという結果になっています。
ちなみに日本では、女性が22%、男性が78%という結果になっています。フィンランド女性の政権界に占める働きに比べると、まだ下回っています。しかし、女性議員の割合が圧倒的に少ないのに対し、大臣になる比率が22%になっているということは、女性議員が頑張って活躍しているということを読み取ることが可能です。 日本では、まだ女性の首相は出ていませんが、フィンランドでは過去12年間、女性が首相として進出したという歴史があります。女性の社会進出をしやすい秘訣とは?
フィンランド女性が社会進出をしやすいのは、女性が働きやすい環境が整っているからです。たとえばフィンランド女性が初めて出産する場合、現金の支給と育児パッケージの2つの中から選び援助を得ることができます。そして、育児パッケージを選んだ場合、育児に必要なものが50点も入っています。初めて出産、子育てをする人にとってとても嬉しい援助です。
また、フィンランドでは100パーセントの確率で、子供を保育園に預けることができます。多くのお母さんは8時に出社し、4時に退社するという時間帯での働き方をしています。