スペイン人について知りましょう
ヨーロッパの南に位置するスペイン王国に、皆さんはどのような印象を持っていますか。近年は観光大国、美食の国として人気のスペインを訪れたことのある方も多いでしょう。スペインは国中に世界遺産が点在しており、おいしいご飯と共に美しい景色を楽しむことができます。
スペインの日本の約1.3倍の国土に約4700万人の人々が暮らしています。私達日本人の持つスペイン人のイメージは陽気で明るく、少し怠惰な印象です。しかしこの印象はステレオタイプの可能性があります。 日本ではあまり出会うことのないスペインの人々ですが、スペイン人の国民性や特徴などはどのようなものなのでしょうか。今回はスペイン人にスポットを当ててご紹介していきます。スペイン人のよくある名前
まずはスペイン人の名前に注目しましょう。
スペインの人々の名前は名前が1つと名字が2つで構成されているのが一般的です。生まれた子供の名字は、父親の第一名字と母親の第一名字が戸籍に登録されます。 例を上げてみましょう。フィギュアスケートスペイン代表で日本でも有名なハビエル・フェルナンデス選手は本名をハビエル・フェルナンデス・ロペスと言います。 ハビエルが名前、フェルナンデスが父親の第一名字、ロペスが母親の第一名字と言う具合です。スペイン人男性のよくある名前
スペイン人の名前は男女とも日本ほどのバリエーションはありません。
スペインにはカトリックの国らしく聖書にちなんだ名前が多く、また祖父母や両親と同じ名前を付けることが文化として残っています。そのため家族で同じ名前と言うことが珍しくありません。 男性の名前で多いのがAlejandro(アレハンドロ)、Antonio(アントニオ)、Daniel(ダニエル)、Javier(ハビエル)などです。 最近は少し変わった名前の子供も増えていますが、50代以上の男性では上記の他にJuan(フアン)やCarlos(カルロス)と言った名前の方がとても多いです。スペイン人女性のよくある名前
次にスペイン人女性のよくある名前を見ていきましょう。
女性も男性と同じように聖書にちなんだ名前の方がとても多いです。中でも一番多いのがMaría(マリア)です。 日本にもマリアと言う名前の女の子はいますが、日本の名前のように最初のマにアクセントがあり、最後のアの音を下げ気味の読み方ではありません。真ん中のリを強く発音するのでカタカナで書くとマリーアと言った発音になります。 その他よくある女性の名前はLucía(ルシア)、Laula(ラウラ)、Adela(アデラ)、Paula(パウラ)などが挙げられます。ラの音が多いのが特徴です。 スペイン人男性の中にはAngel(アンヘル)、女性にはAngela(アンヘラ)と言う名前の方も多いです。これは「天使」と言う単語の男性型と女性型です。 スペイン語には単語に性別があるので男の子の名前の最後が母音アの音で終わることはほとんどありません。男女別スペイン人の特徴
続いて男女別スペイン人の特徴を見ていきましょう。スペイン人は他のヨーロッパ各国とは違う特徴を持っています。
スペイン人はイケメンが多い
スペイン人男性には、いわゆる「ラテン系」のイケメンが多いのが特徴です。
ラテン系人種は黒髪で、北欧などの白人に比べると肌の色が濃いことが特徴です。スペイン、イタリア、ポルトガルなどの人々がラテン系に分類されます。特にスペインは歴史上イスラム教国に100年以上支配されており、混血が進んでいますので特に顔のほりの深い男らしい人が多くみられます。 がっちりとした体つきの男性らしい人が好みの方はぜひスペインに行ってみてはいかがでしょうか。