【男女別】ロシア人の性格と背景・文化｜恋愛/結婚/仕事

歴史的にも日本と縁の深いロシアですが、近年日本で生活するロシア人も多く、ロシアから日本への留学生や観光客も増加傾向にあります。身近でロシア人と接する機会も増えていますので、ロシア人がどのような性格なのか知っておくとより距離を縮めることができるでしょう。早速ロシア人の性格を詳しく見ていきます。

男の中の男といえばロシア人男性、というように、男性的な男性が多いのがロシア人男性の特徴です。酒豪で強くたくましい男性が理想とされており、女女々しい男性は好まれないため、その様な男性はあまり目にするとはありません。

我が強く自己主張をしっかりします。気性が荒い面もあり、意見や主張が通らない場合は態度が怖くなると言われています。しかしその反面、ロシア人の男性は女性にとても優しく、レディーファーストです。お酒が入るとにこにこと上機嫌になり、ボディタッチも多くなります。

ロシア人の女性はとても気性が強く、しっかりと意見を持っています。男性同様お酒にも強く、怒らせると怖いという面があります。外見を美しく保つことに力を入れており、ウォーキングやちょっとした買い物にもしっかりと化粧をし、着飾ることが多いです。

浪費することをいとわず、頑固で疑い深いという特徴もあります。身内や友人などの親しい人には笑顔を見せますが、他人やインタビューなどに接する際は感情をあまり出さず、クールに接するという面があります。

基本的に意見を包み隠さずものを言うので、男性女性ともに主張がはっきりしています。好奇心旺盛なので、気になったことはなんでも率直に聞き、嘘もつきません。うわべだけの付き合いをせず、本音でぶつかり合う国民性であると言えます。

また、大体のことに大雑把で時間には特にルーズです。ロシア人にとっての数分は3時間後、と言われるように、時間への配慮はあまりありません。

ロシア人の性格形成の背景には長い間社会主義国家であったという歴史が大きく関係しています。疑い深く、他人へのクールな態度は長い間の社会主義・共産主義国家の名残であると言えます。不況時代が長引き、銀行が数多く倒産したことから預金する人が少なく、現在はあまり浪費しないというのも、社会情勢が大きく関係していたと言えるでしょう。

さらに時間にルーズであったり、物事に大雑把な対応をするのは、ロシア人が広大な土地で自然と闘いながら生きてきたという歴史が関係しています。想像を絶する寒波に打ち勝ちながら農業を営んできたロシア人は理論や制約に縛られず、自然の成り行きに従って行動するよう本能が指示しているのだと言えるでしょう。

ロシアでの小さな決まり事も、ロシア人の性格から成り立っていることがわかるものが多くあります。例えば街中のトイレがすべて有料であるのは共産主義の名残であったり、スープ料理が多いのは寒さに耐えうるためと、大雑把な性格の表れであると言えるでしょう。

結婚にお試し期間があるのは損得を見極める国民性が表れており、黄色い花を贈ることがタブーであったり、一度家を出たら戻ってはならないという言い伝えも、ロシア人の迷信を信じる性格が表れています。ロシアには迷信が非常に多く、自然と共存してきた歴史から迷信や言い伝えが数多く存在しています。