誘導尋問のテクニックややり方・具体例・おすすめの本|浮気

人の心理

基本の誘導尋問のテクニック・やり方

この項目では、誘導尋問と言う単語がどのような行為を指すのか、そして誘導尋問の手法について詳しく解説していきます。

誘導尋問の目的

「誘導尋問」とは、何のために用いられるテクニックなのでしょうか。

答えは非常に単純明快で、「自分の欲しい答えを回答者から引き出すため」の手段です。もっと噛み砕いて言えば、相手に「うん」と言わせるテクニックと表現しても良いでしょう。 自分には無縁と思っていらっしゃった方も多いでしょうが、恋や仕事の駆け引きにも応用可能な会話のテクニックです。営業が得意な方や容姿が平凡なのにモテる方は、無意識にしろ意識的にしろ誘導尋問を相手にそれと気づかせることなく行っている方が多いです。 デートの誘いにしろ商品の営業にしろ、自分の要求に「うん」と言わせれば目的が完遂される点に違いはないからです。会話の駆け引きにおける重要なテクニックなので、上手に使いこなせるかどうかは別として、覚えておいて損はないでしょう。

誘導尋問による記憶の再構築

誘導尋問は自身の望む方向へ質問の回答者の意思を持っていくテクニックですが、同時に曖昧な記憶を質問によって歪めていくこともあります。

例えば、「3日前、黒いジャンパーに身を包み、スクーターに乗った男を見た」という記憶を持っている女性に対し、「3日前、強盗があったのですが、全身黒で固めた男がスクーターに乗って逃げていくのを見ましたか?」と質問すると、「はい」と返ってきます。しかし、実際には彼女は男の下半身が見えておらず、女性は質問によって記憶をゆがめられてしまっています。 この現象を記憶の再構築と言い、事実になかった事柄を証人から引き出してしまう可能性がある点から、法廷などでは誘導尋問は厳しく取り締まられています。

誘導尋問のやり方

「そんな便利なテクニックなら、ぜひとも自分も使ってみたい」と考えるのが人の心でしょう。

ココではそんな皆さんのために、誘導尋問のやり方について手順を追って順番に解説していきます。

手順①下準備

まず誘導尋問を仕掛ける際には、普段どおりの態度やできるだけ相手の心を開きやすくするような笑顔を心がけてください。相手に不審がられるような挙動不審な態度や、それらを隠すために威圧的な表情をするのはやめましょう。

欲しい答えを引き出すためには、まず相手を自然体にすることが重要です。身構えられてしまっては思考の誘導もうまくいかないからです。 また、自身を万全のコンディションにしておくことによって、相手の仕草や挙動から発言の嘘が見極めやすくなります。 以上の点から、まず自身の心を平静に保つことを心がけましょう。

手順②最初は「はい」か「いいえ」で答えられる質問を重ねる

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とはいっても、自身の欲しい答えを引き出すための質問をする前に、まずは相手の気持ちをリラックスさせるために外堀から埋めていきましょう。突然核心をついた質問をしてしまっては、相手を警戒させてしまいます。

例えば、相手が病気を理由に自身のデートをすっぽかして浮気していたのではないか、という疑惑がある場合には「昨日病気だったんだって?大丈夫?」「病院は行った?」と段階を踏んで質問していきましょう。 この際、相手の仕草にも注目できるとベターです。人は嘘をつく際、動作にそれが現れます。具体的には顔や体などに手を伸ばす傾向にありますから、それらを注意深く観察しましょう。ただし、観察することに夢中になりすぎて威圧的にならないようにしましょう。

手順③重要な質問には5w1hを駆使する

5w1hとは、英語の「When(いつ)」「Where(何処で)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(何故)」「How(どのように)」の略です。総じて、YESとNOでこたえられない質問のことです。

具体的な質問には具体的に答える必要が生じ、答える際には非常に嘘がつきにくいのがこの質問のメリットです。仮にその場しのぎの嘘が混じった場合には、以前に出ていた情報との食い違いが見られることでしょう。
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